あらすじ
東京から箱根の町に転校してきた「かなた」は、走る事が好きな女の子。そんなかなたが気になる「はると」は、走るのなんか何が面白いのかわからないという男の子。二人を中心に、少年少女は駅伝大会へと挑戦することに…! 青春を駆け抜ける、駅伝グラフィティー。
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「最終兵器彼女」の高橋しん先生の作品ということで読んでみた
良かった
走れるのが嬉しいって表情がすごくわかる
子供って夢中になれること、ずっと続けていけるのが羨ましい
何も知らずに読んだらジャンルの予想が変わってた。少年のささやかな恋愛と思ったら小学校の感傷劇...と思ったら本当はスポーツ漫画?!淡い線画なのに走るシーンには思わぬ迫力。面白いから次巻も。
時代を経て良くなった
ご存じ「いいひと。」(1993~)「最終兵器彼女」(2000~)を描いた高橋しんが、2016年から描いた作品。
個人的に「最終兵器彼女」の狙ったようなロリ絵がすごく嫌で、この作者との相性がかなり悪かったのだが、本作はかなり絵のタッチが変わっており、むしろ非常にいい感じ。
ロリではなく「さわやかな少年少女」になったという感じだろうか?
駅伝というジャンルはメジャーではないものの、他にもそれなりに作品のあるテーマ。
そして、内容自体はレースものという事で比較的ありきたり。
それを、主人公の女の子の個性と、周囲の子供たちの個性で差別化をしているという感じ。
ただ、男女混合という特殊な設定ではやはり年齢が上がると無理が生じ、それが理由かどうかは不明だが本作は中学生の段階で幕を閉じる。
つまり、リアルなレースものというよりは、まだ純粋に「走るのが楽しい」年代の子供たちの物語という事だろうか?
でも、その方向性がむしろ差別化に繋がっており、アリだと思う。
走ってみたくなる
自分が小学生の軽いからだに戻れたら、のことだけど。風切る感じの表現が気持ちよさそう、疾走感があります。
あとがき読んだら、ずっと走ってらして大学駅伝もされてたそうで納得。