あらすじ
太る、太らないは腸内細菌の仕業だった。
あまり食べないのに太っている人がいたり、よく食べるのに痩せている人がいたり……、不思議に思っていませんでしたか?
これは腸内細菌によって起きている現象なのです。
脂肪を取り込む働きをする、いわば腸内「デブ菌」が腸内で多くなると、太りやすくなるのです。逆に脂肪を排出する働きをする、腸内「ヤセ菌」が腸内で優勢になれば、自然と太りにくくなるのです。
要は、腸内デブ菌を減らし、腸内ヤセ菌を増やす食生活、生活習慣を心がければ無理なく痩せていくことになり、さらによいことに健康になるのです。
著者の藤田先生は40代で肥満、糖尿病を患ったにもかかわらず、腸内デブ菌を減らす食生活を心がけて、血糖値を下げ、体重を落とし、70代の今も健康を維持してます。
さあ、リバウンドなしのこのダイエットを始めて、健康に体重を落としましょう。
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Posted by ブクログ
腸内には善玉菌、悪玉菌、デブ菌ヤセ菌である日和見菌が存在。そして最近の研究では腸内の菌の中で日和見菌が多くを占める。ヤセ菌が好む食事をとること(ヤセ菌は高食物繊維・低脂肪の食事を好む)で日和見菌の性質をヤセ菌へと傾けさせ、ヤセ菌になびく善玉菌を増やす食事をする事で痩せる体質になるという内容。
自分はこの栄養学には賛同できるので参考にしたい。
メモ欄にヤセ菌が好む食材及び詳細を記述。
▼ヨーグルトについて
・私達の腸には生後1年の間にすみついた乳酸菌やビフィズス菌である〈マイ善玉菌〉が生きている。新たに入ってきたどんなに素晴らしい菌であっても、あなたの腸と相性が合わなければ、3〜7日で排泄されてしまう。なので菌は生きて届かなくても良く、必要なのは乳酸菌群がいた溶液。マイ善玉菌の仲間の菌を育てた溶液は、マイ善玉菌のエサにとなる。マイ善玉菌を育てる事が重要。
・ヨーグルト400g食べると、脂肪分が多いため、デブ菌のエサになる。なので上澄み、ホエイを飲むだけがおススメ。
▼オリゴ糖100%で善玉菌を増やす。
▼体型はさほど太ってないのに、お腹だけポッコリしている人は食物繊維不足が考えられる。
肥満防止策
一部ご紹介します。
・脂肪や糖質の多い高カロリーの食事を、時間を問わず、食べたい時に食べる行為こそが、デブ菌の増殖を促す元凶。
ポイっと口にお菓子を入れたり、脂肪分たっぷりのお惣菜を食べることは「デブ菌にえさを与える」行為に他ならない。
・どんなに優れた食品であっても万能ではない。一つの食材で全ての栄養素を十分に備えている万能食など存在しない。
それ故、ダイエットフードは常時、数種類を用意すべきである。食事に飽きないためにもだ。
・食欲で幸福感を満たそうとすると太る。ストレスを感じると人は食べ過ぎてしまいがちだ。
・肥満は「現代の疫病」である。食事の欧米化、運動不足、抗生物質の過剰投与
・抗酸化物質(体の錆を取り除くもの):野菜や穀類、豆類、果物に豊富。「色み」「苦み」「辛み」「香り」に強いものは抗酸化作用が高い。
・ダイエットで大事なのは、血糖値の急上昇を抑えつつ、身体に必要な栄養素をきちんと取り、一方では食品添加物や人工甘味料をできるだけ排除することだ。