あらすじ
東 丈と“幻魔”の新たな闘い、堂々完結!
平井和正氏・石ノ森章太郎氏によるSFコミック『幻魔大戦』の続編!
脚本にサンデーうぇぶりで『擬人』を連載中の七月鏡一氏を迎え、現代を舞台に描かれる新たな幻魔大戦、完結!
かつての仲間が集い、ふたたび月が地球に迫る…
大宇宙の破壊者“幻魔”と、“東 丈”らサイキックたちの
長きにわたる闘い、新たなる幻魔大戦の行方は…!?
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Posted by ブクログ
完結して良かった!そして最後まで読めて良かったです。思い起こせば小学生自分、コミック版の幻魔大戦を読んでそのラストに衝撃を受けたものですが、まさか今になって正当なる続編を読めるとは…。長生きはするものですね!ラストも「闇があるからこそ光は輝く事ができる」的ないかにも幻魔大戦な感じでいいですし、サイボーグ故に死ぬ事が出来なかったベガに最後の役割が与えられて感激しました。もう一度最初から読み直したい作品です!
Posted by ブクログ
#日本SF読者クラブ この巻で一応完結。パラレルワールドは扱いが難しい。一種の「魔法の杖」で、これまでの物語をなかったことにしてしまうからだ。いままでの話は一体なんだったんだということになりかねない。この作品もそう。最初のほうからわかっていたが、それにしてもこの終わり方はちょっといただけないな(終わっていないのか?)。
しかし、サイボーグ戦士ベガはカッコイイ。勝てる見込みのないような戦いでも最善を尽くす。小川一水「時砂の王」に登場するオーヴィルとだぶって見える。
ちなみに角川映画の幻魔大戦でフロイの声を当てたのは美輪明弘さんだった。この頃から犬(みたいなもの)に役をふられていたんだと納得。
Posted by ブクログ
完結
未完に終わった石ノ森章太郎の幻魔大戦、神話前夜の章
、含め物語の終着
スケールの大き過ぎる破壊と創造をビジュアルとしては人間の頭身で描くと言うギャップにインパクトを感じる
石ノ森章太郎から数えると初出1967年と言うのも衝撃的
ウーム…
一気に大団円。これまでの伏線を大急ぎで回収。
言ってみれば、思いっきり散らかした玩具を、玩具箱に一気に放り込んで片づけたという感じ。
それにしても、読後のこの不完全燃焼感を、いったいどうしたものだろうか?
やはり、石ノ森作品は、未完のままにしておいてほしかった気がする。
力作には違いないので、一応及第点に。