あらすじ
心は苦しいことに耐えて頑張っていれば強くなるわけではなく、トレーニングをすることで鍛えられる。そのトレーニングの時に注意したいのが「言葉」。言葉は心に多大な影響を及ぼし、言葉によって不安や緊張を感じることもあれば、自信や意欲に満ちあふれることもある。スポーツだけでなく、ビジネスや生活にも応用できる、言葉を使った心の鍛え方を指南する。
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Posted by ブクログ
あらすじ
数々のオリンピック選手やプロアスリート、指導者をメンタル面から支え、勝利へと導いてきたメンタルトレーナー・白石豊が、厳しい勝負の世界や挫折の淵で選手たちの心を救い、奮い立たせてきた「言葉の力」を厳選して解説した一冊。プレッシャーに押しつぶされそうなとき、スランプに苦しむとき、そして結果が出ずに自信を失いかけたときに、いかに思考を切り替え、本来の力を呼び覚ますか。「今、ここに集中する」「結果ではなくプロセスを愛する」「ピンチを試練ではなく好機と捉える」など、心に軸を通し、しなやかな強さを育てるための珠玉のメッセージとその背景にあるメンタル理論を解き明かす。
所感・深掘り
安易な励ましや表面的なポジティブシンキングではなく、修羅場をくぐり抜けてきたトップアスリートたちの実体験に裏打ちされた、ずしりと重く温かい「言葉の処方箋」のような一冊だった。
特に心に響いたのは、「心は根性で鍛えるものではなく、適切な言葉と意識の向け方によって整えるものだ」というメッセージだ。勝負やプレッシャーの場面で弱気になったり焦ったりしたとき、「気合で乗り切れ」「弱音を吐くな」と精神論をぶつけても心は硬直するだけである。そうではなく、「自分が今コントロールできる一歩は何か」「この状況をどう解釈し直すか」という、具体的で前向きなセルフトーク(内なる言葉)を持つことこそが、本当の意味で心の軸を立て直すのだと深く納得した。
また、失敗や挫折に対する捉え方にも大きな示唆を得た。ミスを恐れて守りに入るとパフォーマンスは萎縮するが、「すべての試練は自分を成長させるための材料である」と腹を括ることができれば、プレッシャーすらも集中を高めるエネルギーに変換できる。指導者としても、選手にかける言葉ひとつ、自分自身にかける言葉ひとつが、いかにその後の思考や行動を左右するかを改めて痛感させられた。
勝負の現場で戦う選手はもちろん、組織を率いる指導者や、日々重い責任と向き合う大人にとっても、迷いや不安が生じたときに背筋を伸ばし、静かな勇気を取り戻させてくれる名著だ。
Posted by ブクログ
著者の言葉がとても分かりやすい。そして日々使う言葉の大切さを再認識させられる。また、集中力の具体的な鍛え方、自信アップのさせ方、成長のさせ方について具体的な方法が書かれている。良本です。
Posted by ブクログ
心を鍛える言葉 白石豊
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メンタルコーチの本。podcastでゲストで話しているのを聞いたのがきっかけ。
自分の仕事にも大変役に立ちそう。また選手の心の葛藤を感じられたもの良い。
著者のほかの本も読みたくなる。
■■■■■■引用■■■■■■
意欲的に取り組めていない原因の大部分は、そこに喜びや楽しさを見出せなくなっていることにある。
選手との面談の中で心がけている事。先入観の色眼鏡でその人を見ずに、出来るだけあるがままに接しようということ。
人の心の中に不安や焦りが生じてくるのは、結果も含めてあらゆることをすべて自分で背追い込もうとするから。
自信とは、「良い結果が出てkら、後で持つもの」ではなくて、「よい結果を出すために、あらかじめ持って事に臨むもの」だと考えてください。
セルフイメージの大きさ=自信の大きさ=成績の大きさ
悩むということは人間の特権ですが、勝負においては禁物
人間が目標をコントロールすのであって、目標のほうが人間をコントロールするようになってはならない。
無我とは「我が無くなり」、そして真の「自己が顕れ出る」ことだと教えられた
感情レベル:「あきらめ」「怒り」「びびり」の3つの感情は、そのエネルギーレベルや質はそれぞれ異なっていても、結果的にはすべてのミスや敗北につながる。
「チャレンジ」だけが、成功や勝利につながるもの
感情をコントロールする3つのツール:「姿勢」「呼吸」「言葉」
姿勢:おへそを前に軽く出し骨盤を垂直に立てると、背筋に力を入れなくてもスッキリと背中が伸びる
腹式呼吸:横隔膜をダイナミックに動かすことができる