【感想・ネタバレ】怜-Toki- 13巻のレビュー

あらすじ

私のレゾンデートル、それは――。
竜華が勝たなければいけない理由。そもそも、竜華が麻雀をやる理由。その答えを見いだせず不調が続く彼女の前で微笑んだ導べ、それは――。
(C)2026 Ritz Kobayashi┴(C)2026 Mekimeki

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Posted by ブクログ

弥生の好調が際立つ程に目立つのは花織の不調か…
これ、本人としては信条としていた打ち方を他対局での負けによって揺らがされてしまった形なだけに、外野がどうこうする事は出来ず本人が自信と自身を取り戻す事でしか回復できないというのが厄介だね
当然、その間には弥生が小気味良い和了を繰り返すと

持ち点8000点まで落とした花織の不調は目に余るほど。頼りにするものが薄まった際に彼女が思い出すのは自分の原点的な要素か
祖母や部の仲間から言われた”美しさ”は『城阪花織』とは何者かを取り戻すキーワードとなったようで。ここで自分が美しく在れば良いという考え方に陥らず、対局相手も”美しい”と捉え直すのは良いなぁ

だって、そう捉えてしまえば花織を飛ばす事や高得点を意識してしまった弥生は美しくないとも言えてしまうのだろうから
弥生が大きな和了を意識した辺りから花織へと流れが変わる局面が理解できてしまう

弥生は今一歩届かなかった。それは実力不足とか分相応とかそういう話ではなく、強者と認められるには花織のような存在にも勝てるように成る必要があるという話
続く話では、竜華もそうした悩みを抱き始めたようで。彼女は実力を十全に発揮できた際には完全無欠の強さを誇る。けど、現状では怜の存在に依拠する部分が多すぎる。それだけに怜への勝利を契機に勝利への渇望が目覚め始めるのは印象的
でも、その勝利が怜に何を齎したかを自覚せずに接するのは残酷だよなぁ……

怜はまだ竜華への敗北が心に刺さったまま。けれど、親友として竜華を応援したいし隣に居続けたい。そのファイト精神は見上げたものだし、ここで弥生の奮闘が活きているのも良いね
……そうした見上げた精神性が竜華に過剰な接触をしてしまうのは笑って良いのやら微笑ましいと見るべきか(笑)
てか、本編で見られた怜と竜華の過剰な接触ってココが原点だったんだ……

さておき、ハグは竜華の調子を整える為のものだった。けれど効能は想定以上なものに。怜が温もりに拠って伝えようとした何かは怜が意識した以上に伝わったね
前巻を読んだ時点では気になっていた怜と竜華の対局結果に対する擦れ違いは怜が罪を突きつける形ではなく、竜華が自覚する形に拠って決着が付いたのは良かったなぁ

二人は改めて親友と成った、守るとは何かを知った、この先も一緒に勝っていこうと誓った。その様は涙混じりであっても尊いものと思えましたよ

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2026年04月19日

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