【感想・ネタバレ】怜-Toki- 11巻のレビュー

あらすじ

あなたの大切なものは「私」、そう信じています──。
地区大会の個人戦出場に意欲を示す園城寺怜。だが、それは「藤白七実」との接触を意味する。不安に思う清水谷竜華は大切な友達を守るため、ひとりで“闇”に会いにいくのであった──…。
(C)2024 Ritz Kobayashi┴(C)2024 Mekimeki

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Posted by ブクログ

それぞれが別方向へと向かい擦れ違う表紙絵、これは何を意味しているのだろうね……


セーラと七実の再戦は実現せず。考えてみれば七実の方にこの挑戦状を受け取る理由も時間も無いか
セーラとしては折角見つかった梯子が外された状況。けれど、それによって生まれた猶予がセーラに落ち着いて物事を見返す時間となったようで
まさか自分から洋榎に会いに行くとは

会わない間に変わった見た目、それでも変わらない遣り取り
また、猶予に拠って生まれた余裕はセーラに自分を見返す力にもなったように思えるね

今の二人はあの頃の関係性を取り戻せるかもしれないが、以前に戻る事を望まない変化力を持っている。だから七実の横槍に拠って関係性を変えられたままにしておくのではなく、自分達で儀式をして関係性を変える必要があったのかもしれない
落ちる髪の毛と共に思い出も落ちていったような描写だったけど、それが苦しいものにならなかったのは偏に二人が成長したお陰かな


話変わって始まるのは個人戦か
本編の原作では描いていないものだからどうにも印象が薄いのだけど、団体戦で活躍できなかった生徒にも活躍の機会があるという意味では貴重な場
団体戦のメンバーに選ばれなかった怜には気合が入る。おまけにそこで七実と戦えるかもしれないとなれば

そこで余計な気を回してしまったのが竜華か…
いや、本当の意味で余計というわけではないのだけど、果たしてあの会談はどれだけの効果があったのかな…
怜にとって大事なものが有るのを知っている。それを奪われないように先手を打って怜を守る必要がある
その点は理解できるのだけど、人の心を操る術に長けている七実にあの牽制は悪手だったような。怜は守れるかもしれない、けれど七実と対峙してしまった竜華はどうなるのだろう?


不思議な縁を手にする事が多い怜だけど、意外にも程が有る人物と繋がりができたね!
七実の回想には登場していたが正体が読めない彼女、ここで怜と繋がりが生まれた事は今後どう活きてくるのだろう…?

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2024年06月19日

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