あらすじ
テレビ・ネットで話題の「腸内細菌」入門書! 人の腸内にすみ、食べ物を栄養に分解する100兆個の細菌。この細菌のもうひとつの働きが注目されている。アレルギーや肥満、自閉症などを抑える働きが明らかになってきたのだ。だが、その細菌は現代の食事・生活習慣の変化により弱ってきているという。腸内細菌を復活させ、健康な人生を過ごすにはどうすればいいのか。そもそも人はいつからどのように細菌と共生し、老いていくのか。微生物学・免疫学の研究者夫妻が、最新研究の成果をわかりやすく解説し、すぐに実践できる生活改善策をアドバイス。
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マイクロバイオータの存在と免疫
腸科学
https://t.co/wPQyDk26rR
https://youtu.be/KfZBsDup-vk
粘膜免疫系は、一方が脅威に激しく反応する(炎症誘発)、他方が、脅威が去ればこの激しい反応を抑制する(抗炎症)。制御性Tレグ細胞は、このバランスをもたらす。マイクロバイオータの排泄物の主成分に短鎖脂肪酸があり、これらの分子は、制御性Tレグ細胞を増やすのを助ける。
病院の免疫療法は、炎症を意図的に起こして、がん細胞への攻撃を期待するもの。この手法の危険性は、善玉菌まで標的となり、炎症性腸疾患に見舞われること
マイクロバイオータを育て、彼らの活動による免疫機能回復の方が安全で結果を出す。
病院の免疫療法より、自然循環療法による自然免疫発動が、安定的で安全な根拠。