【感想・ネタバレ】2時間の学習効果が消える! やってはいけない脳の習慣のレビュー

あらすじ

「脳の解析データを見て絶句し、自分の子どもにスマホを与えたことを大いに後悔しました」(脳科学者・川島隆太)◎「スマホのしすぎで勉強しないから成績が下がる」のウソ◎ゲーム、テレビの時間と脳の成長の遅れは比例する!◎子どもの肥満は、記憶力に関わる「海馬」の発達に悪影響◎脳のMRI画像を解析すると、朝食はパンよりご飯のほうがいい◎「親子の会話時間」が、言語能力に関連した脳を育てる……ほか、最新の脳研究からわかった、こんな事実を知っていますか?親のちょっとした働きかけが、子どもの脳の働きを左右する!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最近興味深々の脳科学的な側面から見た子育て話。
スティーブ・ジョブズも我が子にはスマホを与えなかったという。
スマホが奪うのは時間だけではなかったのだなあ。
興味深いのは1時間未満の使用者はむしろ成績上昇傾向にあるということ。
なんだか、腹八分目がいい、というのと似ている。
もうちょっと、というところで律することができるか、そういうことなんどろうな。
うちの子はいつまでスマホを持たずに、ラインをせずに、成長できるのか…。
前読んだ本と合わせても、やっぱりゲーム脳はあった、ということだね。
トンデモ話と嗤っている場合ではなかった。

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2017年09月28日

mac

ネタバレ 購入済み

SNSはほどほどに

一部ご紹介します。
・2時間以上勉強しても、スマホの使用時間が4時間/日以上なら、せっかくやった学習効果が消えてなくなる。
LINEなら、その傾向はさらに顕著だ。つまりLINEを使えば必ず成績は下がるということだ。
だからこそ、子供の場合、スマホやゲーム、パソコンは1日1時間以内に制限することが望ましい。
・社会不安の高さと、LINEでの集中力低下は相関する。
使うべき注意力や集中力が、LINEのほうに向かってしまい、勉強に身が入らなくなる。
・授乳の際に、母親が子供ではなく、スマホを見ているということは、
赤ちゃんにとって、母親とのコミュニケーションを取ることができなくなることを意味する。
・子供の自主性を重んじること、できたという経験をさせること。
できた場合は褒めるなど、肯定的に評価する。それが、子供のやる気につながる。自立を促す。
・笑顔や、褒められることは、脳にとっては、金銭や食べ物などの物理的報酬と同じ効果がある。
・肥満は認知機能を阻害する。
・バランスの取れた食事。好き嫌いを止めると賢くなる。
・食事は、よく噛んで飲み込むこと。主食はご飯で決まりだ。
・脳にとって、睡眠明けは、飢餓状態に等しい。だからこそ、朝食が大事。
・寝る子は育つ。一夜漬けは逆効果。睡眠による記憶の定着が期待できないからだ。
・外で体を動かす習慣をつける。
・子供が話を聞いてほしいときは、しっかり話を聞いてあげよう。
食卓での団らんで、コミュニケーションを密に。
先ずは、みんなでご飯を美味しく食べることから、家族のコミュニケーションの回復を始めよう。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スマホが学業成績に影響すると言うのはそりゃそうだと思いますが
ちゃんと脳の働きやなんやらを調べた上での議論となっており
それなりに納得しやすいようになっています。
ただスマホを触らずに勉強していない子とスマホしてるけど2時間勉強した子で
ほとんど学業成績が変わらないからと言って2時間の学習効果が消え
と結論付けるのは何となく乱暴だなぁと言う気もしました。

有意差は見られたのでしょうけれど結局勉強の成績と言う定性的な尺度で
分析してしまっている以上説得力が下がるのは仕方ないですね。

それでもスマホのアプリの中でもLINEのようなアプリに注目して
その影響を分析した実験は面白かったです。
LINEの通知音だけで集中力が削がれるというのは面白いですね。

後半は朝食の有無や睡眠時間などの生活習慣、
家族間のコミュニケーション、読書習慣などが脳の働きにどう影響するのか
というのを脳科学の視点で述べていたので目新しい事は無かったのですが
納得できる内容だったと思います。

ちょっと自分の生活習慣も正してみようと思います。

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2017年02月02日

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