【感想・ネタバレ】初恋の世界 6のレビュー

あらすじ

既婚者でありながら、同じく既婚者の白浜に
惹かれていくよっさん(香織)。
竹下との見合いを阻止しようとするバツイチ黒岩嬢。
妻帯者との先の見えない関係に疲れてきた大浦氏。
そして薫は相変わらず強引なアプローチを続ける
小鳥遊に心揺れ始める―――。
4人の恋がめまぐるしく動き始める第6巻!!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

た、小鳥遊くゥーーーん!!と全力で叫びたくなるくらい小鳥遊くんに終始やられていた。いや、もう最強な男すぎる。少女漫画かよ。少女漫画でした。

生きていく上で、小さな頃はコップ満杯にあった自信が、少しの揺らぎや誰かに飲み干されることで少しずつ減っていくという……のは誰にでもある経験で、コップに自信を継ぎ足す気力も無くなってしまった薫の気持ちが痛いほど分かって苦しかった。思えば1巻からずっとこの共感故の苦しさがあった。今巻では小鳥遊くんがようやくそれを拾い上げて、少しずつだけどまたそれを潤していって、そんな丁寧な愛情ひとつひとつにわたしまで涙が出そうになるほど救われた。あ〜も〜、お幸せに!泣

そんな薫の幸せに反して、後半で薫の友人たちの人生が音を立てて瓦解し始めているのがマジで苦しくて、なんだコイツら幸福質量保存の法則でも証明しとんのか?という気持ちになった。も〜とにかくよっさん。よっさんと白浜さんのシーン、常に息が詰まって堪らなかった。展開設定ひとつひとつがあまりにも昼ドラすぎてもはや笑いすら覚える。全く笑えませんが。小鳥遊くんの手料理を食べて少しずつ頬が緩む薫のシーンと、倒れた白浜さんの横で泣きながらご飯を口にするよっさんの対比が本当に苦しい。食べることは生きること。

仕事一筋だったり、バツイチだったり、既婚者だったり、不倫中だったりするけど、薫とその友人達に共通して言えるのは「人生で最も恋愛をしてはいけないタイミングで、最も恋愛をしてはいけない人と、人生で最も大きな恋愛をしてしまった」ということで、だからこその「初恋の世界」なのだろうなあと。1巻読んでた頃は「初恋?主人公40歳で?」という感じだったけど、ここにきてそのタイトルのエグ味が段々正体を現してきていて恐ろしい。それぞれに見えている「世界」はあまりに残酷で、恋なんて言葉とは程遠い地獄なのかもしれないけれど、それでもやっぱり人は人を愛さずにはいられないのだろうなあ。早く続きを読ませてください……。

1
2019年08月06日

ネタバレ 購入済み

面白い

一気に二人の関係が進みました。小鳥遊さんの揺るぎのない愛にうっとり。露天風呂から出た時の会話がよかった。

0
2020年11月27日

「女性マンガ」ランキング