あらすじ
あの菓子はまさしく稲妻だった―― 和菓子修行を続ける日乃出は西洋人のタカナミに出会い、西洋菓子の味の虜になる。 西洋菓子に惹かれていく日乃出と、ぎくしゃくし始める浜風屋の仲間との関係。 一方、浜風屋で働きはじめた娘・葛葉は兄を捜していると言うのだが、どうやら何かを隠しているようで……。 はたして浜風屋はかつての絆を取り戻すことができるのか!? 甘くて温かい明治菓子物語第二弾!
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Posted by ブクログ
一気読み!!
日の出が西洋菓子に引かれるけど踏み出せずにいるところが、わかるけどイライラヤキモキした。
そりゃあケーキやシュークリーム等バターや卵のたっぷり入った甘い香りに引かれ無い人はいないよね♪
でもあくまでお飾りで 西洋菓子屋に居るより、自分の手で考え作って「美味しい!!」の声聞きたいよね!!
そしてやっぱり日本人には米や醤油、豆がが無くちゃあねo(^o^)o
登場人物のこれからが気になります♪
続きが早く読みたい!!!!
Posted by ブクログ
うんうん、面白くなってきたぞ。
日乃出が迷ったときにとる選択に共感。
時代が移り変わり、人々の価値観も変わる。そんななかで自分は何を選択して進んでいくのか。それを迷いながらも周りの人々とともに進んでいく話はとても面白く読後感がいい。
Posted by ブクログ
若き菓子職人日之出と、仲間たちの物語第ニ談。
大物商人、谷善次郎との戦いにはかったものの、結局大事な掛け軸は手放すことになってしまった日之出。それでも職人として「浜風屋」を立派な店として大きくしていこうと頑張っている。そんな時、外国人の商人が日之出に自分たちがこれからオープンするホテルで、西洋菓子の職人として働かないかと誘われる。和菓子とは全く違う西洋菓子の魅力に興味がある日之出は、勝次と喧嘩してロビンソン商会が経営するホテルで西洋菓子の作り方を学ぼうとするが、、、。
勝次や純也ともすっかり馴染み、浜風屋も順調に商いをしてる時に起こる西洋菓子をめぐる問題。菓子職人として新しいものに挑戦したい日之出と、まずは和菓子をしっかり学んでからと耳を貸さない勝次。どちらかの言い分もわかるだけにハラハラする。エクレアやメレンゲがまだまだ知られてもいなかった時代の横浜の話が楽しい。結局落ち着くところに落ち着いて頑張る日之出。また続いていきそう。