あらすじ
絢子さんと迎える初めての夏休み。本来なら海に山に水着にと盛り上がるところなのですが、ちょっと困り気味の吉村護です。ビアトリスの集合体 “アド・アストラ” なるものが、ドイツの研究所を破壊して絢子さんを 『器』 にするべく、狙っているらしくて……。あの “プロイセンの魔王” ことヨハンさえも病院送りにした、“アド・アストラ” の力を怖れ、絢子さんのビアトリス感応能力を急遽封印したのです。そして、ついに絢子さんの前に現れた “アド・アストラ”。その未知数の力と姿に僕らも怖れおののき…… って、普通の可愛い女の子なんですが? しかも、何で僕に求愛してくるんですかっ!? あ、絢子さんも冷静に──!? ビアトリスは、奇跡の力なんですから──!
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Posted by ブクログ
<内容>
ビアトリスの集合体であるアド・アストラが絢子を器にしようと狙ってるということで、絢子のビアトリス感応能力を封印することになった。
そして、ついにあらわれたアド・アストラは護に告白を………
本編最終巻
<感想>
なんか今までの話はこれを書くためのぐだぐだだったのか……と思ってしまうのですが……
岩田さん(著者)のいいところはこの巻の最後の方(アド・アストラの最終実験付近)なんかにある、たんたんと綴る恋…みたいなところですね。
このたんたんとした書き方がなんというか……いい。
それでいて、綺麗に書くんだよね。恋について。
もう一押し欲しいけど感動したし。
Posted by ブクログ
(11、12 巻共通)
続き物なのでまとめて。
これまた、最終回。
このシリーズはいろいろと事件が起きてましたし、最終回ともなれば、これまでのシリアスなところをまとめたような話になっているわけです。
悪役大集合って感じでもありますし。
ただ、5 割はそうであっても、残りの 5 割はいつものラブコメってのが良かったですね。
ちょっとヨハンがかわいそうな気もしましたが、そういう星の下に生まれてしまったということで。(^^;
魔法の設定が微妙にオリジナルだったことも特筆しておこうかな。
マナとかの考え方に近いけれども、実際はちょっと距離があるし。