あらすじ
こんにちは、吉村護です。鷹栖絢子さんと付き合い始めて二ヶ月が経ちました。期末テストも終わり、気分爽快で冬休みに突入です。休み中、絢子さんと何回ぐらい会えるのかな~と考えていたら、なんと生徒会の面々で雪山の別荘に泊まりにいくことに! そ、そうです、泊りがけなんです!! しかもそこは温泉付きでスキー場も近く、今夜はクリスマス・イヴ。これは絶対、何か起きないはずがないです。期待半分、不安半分……どんなイベントが待っているのやら!? そして事件は本当にクリスマスの夜に! 大人気の激ピュア・ラブコメ、シリーズ第3弾!
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Posted by ブクログ
エメレンツィアの初登場巻
まさに重度のブラコン娘の登場。しかもかなりのビアトリス使いときて、絢子&護のカップルはどうなってしまうのか?
とまあ、そんな予想を立ててましたが、あの二人にはもう誰も勝てないことがよくわかった巻でした。
Posted by ブクログ
描きたいことはわかる。この巻のテーマは護くんの立志編なのだろう。しかし、内容的には悪手である。特に、繰り返される護くんの「気のせい」。
思うに「気のせい」というのはある種のご都合主義なのだ。
物を忘れたと思ったらカバンを確認するし、知り合いとすれ違った気がしたなら振り返る。人は気にしたことを解決する。気のせいと思いこむのは、一連の解決を試した後の話である。大した解決もなく、誰かに相談するでもなしに、決定的な場面まで「気のせい」とするのは、ご都合主義に他ならない。
また、戦闘シーンでの展開、つまり最強の彼女が足手まといのために苦しむという展開はそもそも一巻でされたものであり、これも悪手だ。同じ展開で同じピンチにいたってしまっては、物語を積み重ねた意味が失われる。
二巻を高く評価しているだけに、この巻の筋立ては残念である。