あらすじ
笑えてスッキリ、元気がでる! ドラマも話題になった、最強のワーキングガールズエンタメ☆
悦子とモデル兼作家の恋の行方は? 悦子は校閲部から憧れのファッション誌編集部に移れるのか? シリーズ完結巻!
根性と気合と憧れの雑誌への愛で出版社の入社試験を突破し、総合出版社・景凡社に就職した河野悦子(こうの・えつこ)。
しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、彼女が配属されたのは校閲部だった。
いいかげんな編集者や校閲部のオネエな同僚、それぞれのスタイルで仕事に向き合う同期たちとのてんやわんやな日々。
悦子は、恋に落ちたアフロヘアーのイケメンモデル(兼作家)と出かけた軽井沢で、ある作家の家に招かれて……。
そして社会人3年目、ついに憧れの雑誌の編集部に異動に!?
装画・巻末マンガ=茶谷怜花
文庫版の巻末には、著者と石原さとみ氏の対談、ドラマのプロデューサー・小田玲奈氏による解説を収録。
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Posted by ブクログ
河野悦子
校閲部。『Lassy noces』編集部に異動(臨時雇い)。
今井セシル
受付嬢。
米岡光男
校閲部の先輩。
エリンギ
校閲部部長。
是永是之
アフロの長身イケメン。幸人ーYUKITO(モデル名)。
藤岩
同期入社の文芸編集者。
森尾登代子
同期。
木崎加奈子
不動産屋。悦子の住む家の一階で鯛焼き屋をやっている。
貝塚八郎
文芸編集部。
森林木一
作家。
伊藤保次郎
文芸編集部に配属される新人。文芸界では文豪と呼ばれる竜ヶ峰春臣の孫。
正宗
印刷会社の爽やかイケメン営業。
飯山
森林の内縁の妻。
槙島祐
楠城かづ子
『Lassy noces』の編集長。元『Every』の副編集長。
綿貫
『Lassy noces』の編集者。
フロイライン登紀子
榊原仁衣奈
『Lassy』本誌編集長。
林牧夫
インペリアルホテルの宴会部。
間宮
アルバイト。
西園寺律子
モデル。
真奈美
悦子の元クラスメイト。
桃花
悦子の元クラスメイト。
デルランジュ春香
『un jour』編集長。
八剣恵那
『un jour』副編集長。
下平
五十五歳の受付嬢。
Posted by ブクログ
やっぱり、悦子は良いなぁ。好きな事がハッキリしていて、言いたい事も言うし、人の事をうらやんだもしない。
ただ今回は、自分のやりたかった仕事と、向いている仕事が違うという事に気付き、最終的に校閲の仕事に打ち込む事になる。
今作では貝塚の出場回数が少なくて、2人のバトルがあまり見られなかったのは残念。
今でも悦子は「石原さとみ」のイメージのまま、最後まで読んだ。
あ、これで完結なのか。寂しいなぁ…
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。最終巻なのかな?
ついにファッション誌に異動するも、結局自分には校閲が適性だったと気づく。憧れは憧れのまま、なのかな。
私は校閲部で頑張る悦子が好きだったけども。仕事頑張る人なら必ずぶち当たる悩み。校閲を選んだのは英断だっと思う!
Posted by ブクログ
今作は、悦子と一緒にいろいろと考えながら
読みすすめました。
「がんばれ!悦子!」思わず
そう声をかけたくなる。
そんな読後感です。
天賦の才能と 自分のやりたいことに
ずれがあると気づいた時。
しかしそれは
「自分には願ってもみなかった才能がある」
と気づく瞬間でもあるんですね。
だからこそ。
それは自分の望む方向ではなかったのに
悦子は恋人よりも校閲の仕事を迷わず選んだ。
まだ若い悦子はこれからも悩みつつ
悦子にしか歩けない悦子だけの生き方を
切り拓いてゆくことでしょう。
私は若い頃志した作家にはなれず
なりたくもなかった教師として
30年を過ごしました。
天職…だとはまだ思わないし
思いたくもない。
けれども「天賦の才能」だったことは
否めません。共鳴することしきりです。
「がんばれ!悦子!」
Posted by ブクログ
いつの間にか文庫版が出ていたので購入。
巻末に作者と石原さとみの対談、ドラマ化したプロデューサーによる解説を収録。
やりたい仕事と向いてる仕事が違う……なかなかに含蓄のあるラスト。
Posted by ブクログ
先輩をあんた呼ばわりし、バッサリと切り落とす我が強い悦子。でも何故か憎めないのはどうしてだろうと第1巻からずっと思っていましたが、それは他の人を妬まないところだと本書でわかりました。
第1巻のときは「えっ、何この人?」と戸惑う気持ちが強かったですが、3巻まで読み進むにつれて、愛すべきキャラクターだなぁとしみじみ思うようになりました。