あらすじ
近代日本を代表する知識人や文人、大衆作家、画家、建築家、漫画家ら文化人たちは昭和戦前期をいかに生き抜いたか。石橋湛山、和辻哲郎、鈴木大拙、柳田国男、谷崎潤一郎、保田與重郎、江戸川乱歩、中里介山、長谷川伸、吉屋信子、林芙美子、藤田嗣治、田河水泡、伊東忠太、山田耕筰、西條八十の一六人を採り上げ、最新の知見からその人物像を正確に描き出す。また彼らが戦争とどう関わり、あるいは背を向けたかを見ることで激動の時代を検証する。好評・昭和史講義シリーズの第五弾。
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Posted by ブクログ
日本の近現代史の大疑問として、「なぜ日本は勝ち目のないとわかっているアメリカとの戦争を始めたのか?」というのがあるわけだが、このシリーズは、最新の研究成果を踏まえつつ、多様な視点を提示しつつ、現時点での答えをだしている感じ。
そうしたなかで、文化人、知識人はなにをやっていたのかという話し。
たくさんの文化人(いわゆる思想家や小説家だけでなくて、音楽や絵画、漫画などの分野の人もカバーしている)が紹介され、各人の戦前、戦中、そして戦後がごく簡単に整理されているわけだが、人物ごとに著者が違うのもあって、あまり全体としてどうなのかはよくわからなかったかな?
面白くはあったが。。。
日本人って、やっぱ世の中の空気というかに影響されやすいんだろうな。あるいは、そういう状況のなかで、違和感を感じつつも、苦しんでいる普通の人々がちょっとでも元気になれるよう、結果として、国のプロパガンダに協力してしまうんだろうな。