【感想・ネタバレ】黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞のレビュー

あらすじ

加藤清正の配下 沙也可(さやか)こと佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人 金宦。
秀吉最晩年の大事業である大陸出兵、すなわち文禄・慶長の役を舞台に、
運命の糸に絡め取られ、それぞれの祖国を裏切り、立場を入れ替えることになってしまった二人の男がいた。

嘉兵衛と金宦、日本と朝鮮――。
二人の男、二つの国の間に何があったのか。

徹底した史料調査に基づく歴史解釈と高次元のストーリーテリングにより実現する、
リアリティ溢れる怒濤の合戦絵巻。
「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」受賞作品。

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主役の二人のことは正直あまり印象に残らなかった。それより主役ではないが、これに出てくる清正の方が印象に残った。勇猛果敢で威厳があって、家臣思いで。自分の与えられた道をまっすぐに突き進むイメージだが、ふとしたときに、儂は本当にこの道をそのまま突き進んでいってもよいのだろうか?と迷いを見せたりもする。そこがよかった。弟分の左京殿を自らの危険も顧みずに助けに行くところは、ちょっと泣けましたぞ。伊東先生、清正さんをかっこよく書いてくれてありがとうございました。

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2019年11月20日

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