【感想・ネタバレ】北京から来た男 下のレビュー

あらすじ

亡くなった母が幼少時を過ごしていたという、殺人現場の家を訪れたビルギッタは、密かに数冊のノートを持ち出した。その中に記された“ネヴァダ”の文字が目に飛びこんできたからだ。それはスウェーデンの寒村で起きたのとそっくりの血塗られた事件が起きた土地。日記は1860年代に書かれたもので、アメリカ大陸横断鉄道敷設工事の現場監督が残したものだった。貧しさにあえぐ19世紀の中国の寒村、鉄道建設に沸く開拓時代のアメリカ、そして発展著しい現代の中国、アフリカ。現代の予言者マンケルによる、ミステリを超えた金字塔的作品。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

(上巻より)

そこまで苦労(?)してたどりついた「まとめ」が、
中国の闇の世界にいる人物が実行部隊を一人しかもっていないとか、
しょうがないので自ら実行しに行くとか、
それを甥が殺すとか、ちょっとありえないまとめ方だったのが残念。
殺人現場で見つかった赤いリボンの謎はわからないままだし。

劇中劇である、中国の農村から逃げ出した三兄弟の話の部分が面白かったかな。
アメリカに連れていかれ、大陸横断鉄道の建設を生き抜き、
中国に戻り、宣教師に仕え、裏切られ、裏切った男。
彼がこの作品の主人公だった気がする。

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2018年07月22日

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