あらすじ
父は作曲家、母はピアニスト。そんな音楽一家で育った一ノ瀬和奏が惹かれる音楽はクラシックではなく、物語やキャラクターに寄り添い一体化した歌や曲──アニソンだった。いつか自分もアニソンを作りたいと漠然と夢見ながらも、自信がなく一歩を踏み出せない和奏に決定的な出逢いが訪れる。漫画家として活躍するクラスメイト・藤尾藤子の作品を読んだ瞬間から、和奏の夢が色付き始めて……? 音楽と物語が、人と人を、夢と夢を繋いでいく青春×アニソンストーリー第1巻!!
...続きを読む感情タグBEST3
はい
ひじょうにスッキリとした絵柄でありながら、芯はしっかりしている絵柄でした。読んでて不思議な安心感に包まれました。大した作品ですなあ。25・11・03記
Posted by ブクログ
「誰にでも訪れる人生を変える瞬間。決定的な瞬間に僕はいた。」
(本の帯より)
自分の才能と、気持ちと向き合い、作曲家として挑戦していく少年の物語。
音楽にそれほど詳しくなくても面白いと感じました。是非続きを読みたいです。
Posted by ブクログ
音楽を聴いている時に突然、映像や物語が頭の中に思い浮かんだ経験はありませんか?
作品に寄り添ったメロディーは、時として「音」を伴った「映像」になる。
そんな風にして紡ぎだされた「物語」の一つが、この作品のではないでしょうか。
文字とイラストで描かれた作品から「音」や「空気」が感じられそうな不思議な感覚は、「この音とまれ!」や「四月は君の嘘」を彷彿とさせます。
この2作品が好きだった方は是非読んで欲しいです。
音楽こそ出てきませんが必読です!!
Posted by ブクログ
若い才能の繋がりが素敵な情景を創りだしそうな作品
花音や藤子は既に才能を認められているけれど、まだ活躍の地盤がしっかりしているわけではない。それが和奏が投稿した曲によって状況に変化が生まれてくるという展開は面白いな。特に花音なんてあんな誰の目にも触れられないようなデモ音源を聞いて元ネタとなった作品を当てるどころか一気に作詞・歌入れをしてしまうなんて情熱が半端ない。しかもその情熱のまま既に業界で活躍している人を振って和奏だけを選んでしまう辺り相当である
ただ、これ恋愛展開を考えたら藤子とは映像化した際の主題歌を作るという約束をしたのはバクマン。っぽいなぁと思ってみていたけど、花音とは「藤子の短編集をイメージしたミニアルバム」を作ることになってしまったわけで…。何かこの時点で三角関係が発生しそうな気が……
和奏は左耳で藤子と好きな曲を共有して、右耳で花音の歌声を聞いた。どちらも「決定的な瞬間に僕はいた」と言う言葉が添えられていたのは今後にどう影響してくるのかな?