あらすじ
父は作曲家、母はピアニスト。そんな音楽一家で育った一ノ瀬和奏が惹かれる音楽はクラシックではなく、物語やキャラクターに寄り添い一体化した歌や曲──アニソンだった。いつか自分もアニソンを作りたいと漠然と夢見ながらも、自信がなく一歩を踏み出せない和奏に決定的な出逢いが訪れる。漫画家として活躍するクラスメイト・藤尾藤子の作品を読んだ瞬間から、和奏の夢が色付き始めて……? 音楽と物語が、人と人を、夢と夢を繋いでいく青春×アニソンストーリー第1巻!!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
若い才能の繋がりが素敵な情景を創りだしそうな作品
花音や藤子は既に才能を認められているけれど、まだ活躍の地盤がしっかりしているわけではない。それが和奏が投稿した曲によって状況に変化が生まれてくるという展開は面白いな。特に花音なんてあんな誰の目にも触れられないようなデモ音源を聞いて元ネタとなった作品を当てるどころか一気に作詞・歌入れをしてしまうなんて情熱が半端ない。しかもその情熱のまま既に業界で活躍している人を振って和奏だけを選んでしまう辺り相当である
ただ、これ恋愛展開を考えたら藤子とは映像化した際の主題歌を作るという約束をしたのはバクマン。っぽいなぁと思ってみていたけど、花音とは「藤子の短編集をイメージしたミニアルバム」を作ることになってしまったわけで…。何かこの時点で三角関係が発生しそうな気が……
和奏は左耳で藤子と好きな曲を共有して、右耳で花音の歌声を聞いた。どちらも「決定的な瞬間に僕はいた」と言う言葉が添えられていたのは今後にどう影響してくるのかな?