【感想・ネタバレ】彼方のアストラ 2のレビュー

あらすじ

第2の惑星シャムーアに向け宇宙を進むアストラ号。「通信機を壊した者が船内に?」カナタとザックだけがそれを知る状況の中、フニシアが何気なく口にした一言で、カナタの疑念は確信に変わる! その後、船が墜落の危機に見舞われ…!?

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今でいうところの修学旅行である「惑星キャンプ」の最中、トラブルで宇宙に放り出されてしまった9人の高校生たち。奇跡的に乗り捨てられていた宇宙船に逃げ込んだものの、食料もないし帰り道もわからない……。そんな絶体絶命のピンチの中、9人が力を合わせて困難を乗り越えていく姿に、とっても元気をもらえる作品です。

ノリがテキトーすぎる熱血漢・カナタや、天然ボケ少女・アリエスなど、どこか抜けたところのあるキャラクターたちばかりなのに、いざ仲間のピンチとなれば、それぞれの個性を生かしてビシっとキメちゃうところがかっこいい!
しかし、仲間の一人が船内の通信機が意図的に切断されていることに気がついたことから、物語は意外な方向へ。

「このメンバーの中に、俺たちを殺そうとしている奴がいるかもしれない……」
そう、ミステリー要素もあるんです。SF×ミステリー、めちゃくちゃわくわくします。

未知の惑星での心踊る冒険模様だけでなく、仲間同士の疑心暗鬼・メンバーが抱える暗い過去など、シリアスな展開もしっかり描かれているのが魅力的。読みやすいのに重厚感のあるストーリーは、このままハリウッドで映画化されてもおかしくない!?
普段SFをあまり読まないという人にも、ぜひ読んでほしい一冊です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

疑心暗鬼のカナタ。
フニの証言「ビーゴ ニーレテ イッセーサ ショブン」。
ウルガーが船内で発見した銃。

否が応でも高まる緊張とサスペンス。
それでいてちょいちょいぶっ込んでくるギャグとのバランス加減が巧すぎる。

チームワークで危機にあたる一連のシーンは激アツ。一方でユンファの伏線もしっかり。

「わかんねぇ事は 考え過ぎるな」っていいね。


惑星シャムーアは風景から既に仕込みがバッチリ。
シャルスの様子も伏線と取れるな。
『Star of Hope』透明になりたい、と儚く自己が弱かったユンファがついに自らの思いを解き放つ良エピソード。
髪を切りメガネを外したユンファはただただ可愛い。

巻末4コマも面白い。

カバー下の絵は幼い頃のザックとキトリー。
「うおおお百烈脚ぅ〜〜‼︎!」


1刷
2021.12.7

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2021年12月07日

購入済み

アニメ見た人もおさらいに!

アニメは原作をかなり忠実に再現していてよかったのですが、漫画としてもぜひ読んでほしいです。楽しい空気から、少し不穏な空気が漂ってくる感じがワクワクします。

#エモい #深い

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2021年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アニメでも「B5に入れて一斉殺処分」が出てきてからグッと面白くなっていった印象だったので、キャラクター紹介的な側面が強い1巻と比べるとやはり俄然ストーリーが動きだして引き込まれる巻でした。

彼らの冒険を見続けてるとみんな良い子でみんな好きになっちゃうなー。フニちゃんの可愛さは圧倒的ですがやはり2巻はユンファ…ユンファが良い…

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2019年10月23日

Posted by ブクログ

【あらすじ】
第2の惑星シャムーアに向け宇宙を進むアストラ号。「通信機を壊した者が船内に?」カナタとザックだけがそれを知る状況の中、フニシアが何気なく口にした一言で、カナタの疑念は確信に変わる! その後、船が墜落の危機に見舞われ…!?

【感想】

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2019年07月05日

Posted by ブクログ

この巻でユンファが体験する、自分がグループの役に立てなくてみじめに思い、消えてしまいたくなる気持ちは私にとって他人事ではない。そしてそれは多くの人にとっても同じことだと、米津玄師の「アイネクライネ」が若者のアンセムになったときに知った。自分がグループの空気を心地よいものに維持する側に立ってからも、その頃の自責の悲痛は忘れられない。

同じくファンタジー系サバイバル漫画『ダンジョン飯』でもこの題材は取り上げられ、上手に調理されていたが、ここから逃げず、どれだけ説得力ある形で描けるかは、現代、その作品への支持・共感をとりつけたり、メインメッセージの説得力だったりに直結する。バリキャリの時代は終わっているからだ。

繊細で難しい問題だが、『彼方のアストラ』における向き合い方で特に真摯だった点は、結局のところ彼女の意外な技能は娯楽に属しているということである。医療だの、生物学だの、機械にまつわる技術だのといった分野に比べ、軟派に思われてしまう領域、要するに前世代のサバイバルにおいて「余技」と見なされるスキルだ。

しかしこの物語では違う。『宇宙兄弟』『火星の人』などで世間的にも浸透したファクトだが、プロジェクトチームが大きな成果を産むための極めて重要な要素に「明るさ」があるからだ。料理の知識も、衛生観念も、ユーモアも、娯楽も、上述した硬派な技術と同じぐらい重要で実用的だ。『11人いる!』や『十五少年漂流記』をこの漫画が「前に進めた」証があるとしたら、きっとそれだろう。

そしてその歌が今後歌われることがなくとも、仲間の窮地を救うことがなくとも、役に立たなかったとしても、ユンファは心からカナタたちと仲間になれたのだ。それこそが、本当に大切なことだ。ユンファにとっても、カナタたちにとっても。悲しいことだけれど、人間はそう簡単に透明になることはできない。一方でにわかに信じられない人も多いだろうが、心を開きあうことはそれだけで極めて実用的なスキルである。歌は仲立ちに過ぎない。それがこの巻の真摯さである。

ところでアームホイップの天丼は地味に重力が1Gを下回っているため可能だったという地味な仕掛けまで芸が細かい。お見事だ。

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2019年05月07日

Posted by ブクログ

これまで生きてきた環境が別というのは当然で、そこに価値観やら生育環境やら複雑に混ざり合ってくると時に思いもよらないことに気付かされることがある。

自分の思う通りに生きてきたと周りが感じるような人でも何かを背負って生きている。

9人が時に反発しあい、少しずつ寄り添い、それぞれの個性が必ずお互いに欠かせなくなっていく。



みんなそれぞれ
色んな力を
がっちり合わせれば
大抵の事は
どうにかなる‼︎


絶体絶命すら楽しいね。

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2025年07月15日

Posted by ブクログ

「ミステリ(サスペンス?)風味の篠原漫画」という新機軸が見えてからグッと面白くなってきた巻
惑星で遭遇する生態学の知識とか何気に深い考察や展開が挟み込まれているのが良いアクセント

割とシリアスな流れの中でフッと他漫画模写ネタとか挟み込まれると改めて篠原先生画力凄いよなーと感じる

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2019年07月13日

Posted by ブクログ

宇宙放浪中のB5班。
航行中の突発事故。未知の惑星の生態系に巻き込まれての九死一生。鉄板・王道の展開だけど、わくわくします。火の鳥の望郷編だっけ?ムーピーと一緒に岩の宇宙船で旅するのは。あれみたいなわくわく。

髪切ったユンファ可愛い。
ん?男子はアホですよ。問題でも?

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2017年01月08日

Posted by ブクログ

本当、良くできた少年漫画でSFでミステリで…
その上で本作をオンリーワンのものにしているのはギャグや会話のセンスだなぁ。本当上手い。連載の合間の四コマ漫画も本当上手い。

でもユンファはデザイン変更前のほうが良かったな…

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2016年12月29日

Posted by ブクログ

第2の惑星に到着。

皆が徐々に心を通わせていく。
本当に、この中に刺客がいるとは考えられない。

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2022年02月08日

Posted by ブクログ

裏切り者がメンバーの中にいることが分かりながら、困難な環境の星へ到着。
一旦犯人探しは置いといて、チームワークでこの星での生活に全力投球という感じの話。


SKET DANCEの時もそうだし、インタビューでも言っていたが、著者がすごい優しい性格のあまり敵が出せない感じ。
SKET DANCEのようなほのぼの日常マンガでは良いのだが、こういうSFだと今一つピンチの時もどーせ助かるだろうと勘繰ってしまう。


ただ、全体的に冒険感があって、そこは面白い。

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2019年03月27日

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