あらすじ
最近、弟ができました。パンが好きな『宇宙人』の弟です。舞台は山の上のパン屋さん。若き店主・紺太(こんた)は、宇宙船の事故で遭難し、食料を探していた宇宙人・まみ太に出会った。先の見えない状況にもケロッとクールなまみ太に、紺太はいてもたってもいられず「迎えがくるまでウチにいろ」と告げた。そんなわけでパン屋さんには、“弟くん”がやってきた――。 見かけは小4、頭脳は大人の宇宙人"弟"と、さみしんぼのパン職人"兄"とのほっこり兄弟ごっこダイアリー
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奥多摩のスローライフとか
名前は変えてありますが、都内の山でケーブルカーがあるので、あとがき等にある通り、御岳ケーブルとかが出てくる舞台で、あの辺は私も好きです。高尾山だともっと人がいますからね。
遭難した宇宙人と遭遇し、保護することになった主人公のパン屋さんが良いです。一応、父親違いの兄弟ということにして同居を始め、とはいえ、転入先の担任教師にはその正体、程なくバレてしまいますが。
お店を取り巻く人たちとかも温かくて、出てくるパンも美味しそうです。ほっこりする作品です。
優しい気持ちに
柔らかなタッチの作画と何故か宇宙星人との組み合わせの世界にはまってしまいました。美味しそうな焼き立てのパンとコーヒー。優しさが広がっていくようです。
ゆるーいファンタジー
山の上にあるパン屋さんと地球に漂着した異星人の少年の話。
絵柄通りのほっこり、ほのぼのとした内容で、
優しい人たちがたくさん登場する。
背景や小物などが細かく丁寧で、美しい。
パン屋×宇宙人の組み合わせでこんなに素敵な物語が生まれるなんて。焼きたてのパンの匂いと湯気が今にも漂ってきそうで、読んでるだけで口の中にパンの味が広がるような錯覚を覚えました。そして、パンやサイフォンに関する知識が豊富だと思ったら、巻末の参考文献がえらいことになっています。
Posted by ブクログ
思いがけず良作を発見してしまった…!
登場人物がどっか抜けてたり、変わってたり…こういう雰囲気が好き
人の「寂しい」をふんわりとパンみたいに表現していると感じた
パンの描き方とかも可愛くて幸せな日常が詰まってる匂いがする
Posted by ブクログ
紺太とまみ太のなんとも言えない関係がたまらない。
そして読んでいると、美味しいパンと美味しい珈琲が飲みたくなってしまう。
先生は怖そうに見えて良い人なのだろうなとは思ったけれど
おじいさんと仲良しで紺太くんとも知り合いだったとは。
珈琲を入れてくれるシーンがとても良い。
得体のしれない宇宙人に住もうという紺太もお人好しだけれど
治療してあげようとするまみ太も良い子で。
非常食として失敬した物を二人でこっそりでも返すところが律儀だ。
紺太くんは昔やんちゃしていたという設定もなんだか微笑ましい。
パンが食べたくなります
宇宙人との日常を描いたほのぼのストーリー。作中のパンが美味しそうで、ついつい食べたくなります。出てくる人みんな優しく、読んでいて明るくなれる作品です。
作者さんは羽海野チカさんのアシスタントをされていたせいか、猫の描写などところどころ影響が見えます。温かいテイストが好きです。