【感想・ネタバレ】政治と情念 権力・カネ・女のレビュー

あらすじ

2016年、ときならぬ角栄ブームが起きた。

1974年に「田中角栄研究ーその金脈と人脈」を発表し、田中総理退陣の先鞭をつけた著者はこう書く。
「田中角栄になぜそれほどのパワーがあったのか。(中略)なんといってもその根底にあったのは、角栄の不思議な人間的魅力だったといえるだろう」
また、こうも言う。
「田中角栄は情念の人だった」

本書は発表当時、世間の耳目を集めていた角栄の長女、真紀子元外相の分析を入り口に田中角栄の人生を振り返り、さらには日本政治における「角栄の遺伝子」問題を研究した書である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

原題は「田中真紀子」研究。

田中真紀子と田中角栄の性格や政治手法を比較しつつ、戦後日本政治に田中角栄が与えた影響の大きさや、政治の世界において情念が果たす役割を示している。

自民党という組織の文化を知る上でも、面白い書籍だと感じた。

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2013年09月16日

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