あらすじ
病弱な公女ソフィアと、周囲から忌み嫌われていた従騎士ドラーク。追いやられた“廃宮”で出会った二人は、やがて惹かれあっていく。だがある日突然、引き離されることに。「必ず戻る。それからは二度と離れない」そう誓うドラークだったが、六年後に再会した彼は、有能な騎士となり、ソフィアの妹の夫となっていた。それなのに、彼は強引にソフィアを組み敷き、欲望を放ってきて……。「あなたは何も知らなくていい」と告げ、ソフィアを抱き潰すドラークの真意は!?
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何度も読みたくなる
たまに思い出して何度も読み返した作品。
TL作品現代も異世界も山ほど読んできたけど、何度も読む作品は少ない。
虐げられているヒロインと献身的なヒーローのお話。
寄り添って生きる幼い頃の二人の関係が好きだった。
お互いの為に離れたけれど、離れてからもお互いを思い合っていて切なくなるシーンが沢山ある。
イラストも大好きな絵師さんで素晴らしく、電子と紙両方持っているくらい好きな作品。
世界観が素敵
あらすじでヒーローがヒロインの義妹と結婚、とあって恐々手を出しましたが、全てはヒロインの為という理由でホッとしました。
すれ違いが長くもどかしい展開が続いて途中まで読んでいて辛くて切なかったですが、ちゃんとハッピーエンドで良かったです。
ヒーローが強引なシーンもあるけど、ヒロインにずっと一途で、そして敬語萌えでした。
騎士で一途で敬語って良いですよね!!
シエル先生のイラストも相変わらず綺麗で素敵で…ヒロインは可愛く、ヒーローは格好よかったです!
辛い境遇の2人だっただけに最後のイラストで結ばれた感が溢れていて涙でした。
何度も読み返しています
不遇の姫と騎士という設定がまず個人的にツボすぎるのですが、好みの設定の上にたしかな文章力もあり最高でした。「側にいられるのなら地獄の業火に焼かれてもいい」ヒーローの想いを表現する言葉選びが秀逸でした。この作品をきっかけに、同作者様の著作を少しずつ読み始めています。
Posted by ブクログ
最初はヒロインもヒーローも恵まれない環境で、とても悲しいながらも二人が惹かれあっていく姿に引き込まれていきます。
やがて二人は引き離されるのですが、そこから話は怒涛の展開になり、面白みが増します。
基本、ヒロインには辛い展開が続くので、前半は読むのも辛く、涙を誘われます。
ストーリーはとても良く作り込まれていると思いますが、その分性描写は必要なのかな、と思うことも。
無理やりな性描写はソーニャ文庫の執着愛らしさを出しているのでしょうが、話の流れとしてはなくても良かったと思います。
ヒロインが不遇すぎるが故にもう少し愛ある性描写だと読む側も救いがあって良かったのではないかと。
また最後が少しダラダラとした終わりで、二人は心ともに結ばれますが、あまりスッキリとした終わりではなかったのももったいなかったです。
ありえないお話ですが、そこを踏まえれば面白い設定でストーリーは良かったです。
予想通り
血縁関係の秘密など、展開が予想通りすぎて終盤は流し読みをしてしまいました。性格の悪い妹と、病弱で善良な姉の図式もお決まりというか面白みに欠けました。
騎士としての出世を願いヒロインが、ヒーローを突き放すまでは面白かったです。