あらすじ
二十歳の誕生日を控え、声帯再生手術を受けたバロットは六年ぶりに声を取り戻す。人生の新しい始まり──その記念スべき日に祝福と面会の要求を告げたのは、ウフコックを拘禁し続けるハンターだった。ハンター=シザースと考えた根拠を知りたがっている。そう考察したバロットは、交渉でウフコックの居場所をわずかでも掴むべく、フラワー法律事務所を訪ねる。互いの目的を隠したまま、二度目の対話が始まろうとしていた。
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Posted by ブクログ
ウフコックを取り戻すべく奮闘するバロット。誕生日を機に声帯再建手術を受け、その成功の翌日にハンターとの二度目の邂逅へ。
そして、その邂逅でウフコックの居場所の特定に成功し、奪還作戦へ。また、ハンター側もシザーズとの直接対決が始まろうとしており、ウフコック奪還作戦の時にハンターの登場がなかった理由も明らかに。
最後は、ウフコックが脳死状態にあるブルーを救出に行くために再びの潜入捜査をするという、ちょっと驚きとバロットみたく悲しい続きに。
脱出作戦のようなバロットとウフコック、そしてアビーたちの連携プレーがまた読みたいし、次巻以降もそうなって欲しいと願っている。
Posted by ブクログ
第二部クライマックス!
ハンター達と、バロット達の舌戦と同時に繰り広げられる目に見えない戦いにハラハラワクワクし、やはりウフコックが手元にいるバロットの戦いは惚れ惚れします。
バロットとウフコックのやりとりが愛おしくずっと見ていたいですが。。ウフコックはアノニマスではなく、1人?1匹?のウフコックとして再度旅立ちを決意します。ようやく現実と回想の時間軸が重なったここから、また話が面白くなりそうです。
もう一つ気になるのはバロットとライムの関係。
今ではほぼ誰とでも上手く付き合えるバロットが、何故かライムにだけはやけに冷たい。兄に似ているからとバロットは合点していましたが、たぶんそれは恋では?と個人的には思ってます。この2人の関係にも注目です。