あらすじ
《鉄錆山脈》での死闘と、帰還の後。
ウィルを待ちうけていたのは、めでたしめでたしの幸福な日々でなく、
おそるべき更なる脅威でもなく……なんてことはない、ありふれた日常の日々だった。
頼れる戦友、剣士レイストフとの友誼と決闘。
吟遊詩人ビィと、雪積もる魔法の森での冒険。
あるいはいにしえの、無敵の巨人との戦い。
そして、灯火の神との祈りと対話。
――これは聖騎士の綴る、ひと冬の日々の記録。
スケルトンの剣士、ミイラの神官、ゴーストの魔法使いによって育てられた少年の冒険と成長を描いた異世界ファンタジー!
異世界転生モノでありながら、昨今のライトノベルにはなかなかない硬派で男臭い一作。
前世での記憶は後悔しかなく、今世では同じ過ち繰り返さないことを決心した主人公・ウィルが、旅先で仲間と出会い、弱者を救い、強敵に挑む!
ファンタジー小説としてとても王道だが、胸が熱くなり少年の心を思い出させる。そんな作品となっております。
重厚で雰囲気のあるイラストもGOOD。
可愛いヒロイン要素など皆無ですが、たまには本作のようなアツい冒険譚を嗜んでみるのも一興ではないでしょうか。
感情タグBEST3
心温まる後日談
コミカライズを読んで感動し、原作も一気に読んでみました。今巻は短編集ということで、主人公以外の仲間の様子や、主人公たちの活躍によって平和になって来た開拓村やなんかの様子が描かれていた。冒険譚だけでは分からず気になっていたことなんかも描かれていて、良かったです。そして感動的な部分もそれぞれの章ごとに用意されていて、心温まる内容でした。
幕間
前巻迄の大仕事から次の物語へ繋がる幕間という所で、邪龍討伐後の後日談
相変わらずこのテのノベルでは並ぶものの無い美しい文章と物語
残念な所としては、『小説家になろう』サイトでの続きが2年中断し未完の匂いがしてきている所
待つのは構わないが絶対に続きが読みたい
Posted by ブクログ
最果てのパラディン4巻はヴァラキアカとの壮絶な戦いのエピローグを描いた短編集的な内容。どのエピソードもいつもながら面白かったけど、レイストフさんのエピソードが一番胸が熱くなったし、その後の決断にも納得。いつか続きが読めるのを楽しみにしてます!