あらすじ
《鉄錆山脈》での死闘と、帰還の後。
ウィルを待ちうけていたのは、めでたしめでたしの幸福な日々でなく、
おそるべき更なる脅威でもなく……なんてことはない、ありふれた日常の日々だった。
頼れる戦友、剣士レイストフとの友誼と決闘。
吟遊詩人ビィと、雪積もる魔法の森での冒険。
あるいはいにしえの、無敵の巨人との戦い。
そして、灯火の神との祈りと対話。
――これは聖騎士の綴る、ひと冬の日々の記録。
スケルトンの剣士、ミイラの神官、ゴーストの魔法使いによって育てられた少年の冒険と成長を描いた異世界ファンタジー!
異世界転生モノでありながら、昨今のライトノベルにはなかなかない硬派で男臭い一作。
前世での記憶は後悔しかなく、今世では同じ過ち繰り返さないことを決心した主人公・ウィルが、旅先で仲間と出会い、弱者を救い、強敵に挑む!
ファンタジー小説としてとても王道だが、胸が熱くなり少年の心を思い出させる。そんな作品となっております。
重厚で雰囲気のあるイラストもGOOD。
可愛いヒロイン要素など皆無ですが、たまには本作のようなアツい冒険譚を嗜んでみるのも一興ではないでしょうか。
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ネタバレはありません。