あらすじ
死者の街を出て北に。ウィルが初めて接触した人類社会の最果ては、魔獣が跋扈し、困窮する人々が暮らす無法の土地だった。そんな絶望に触れるも神の啓示に耳を傾け、その薄闇のなかに光を灯すことを決意した。そして都市との流通や交易を活性化させることと、魔獣を退治できる冒険者たちを招き入れるため、友人となったハーフエルフのメネルドールとともに、北の都市に向かう。
そして道中、商人の男トニオや小人の楽師ビィを加え、向かった街では何かに改造され凶暴化したワイバーンと遭遇し、ウィルはこれを撃破する。初めて英雄として認知され、都市の統治者から騎士の称号を授かる。そして《最果ての聖騎士》の名が南辺境で知られ始めるようになり……!?
スケルトンの剣士、ミイラの神官、ゴーストの魔法使いによって育てられた少年の冒険と成長を描いた異世界ファンタジー!
異世界転生モノでありながら、昨今のライトノベルにはなかなかない硬派で男臭い一作。
前世での記憶は後悔しかなく、今世では同じ過ち繰り返さないことを決心した主人公・ウィルが、旅先で仲間と出会い、弱者を救い、強敵に挑む!
ファンタジー小説としてとても王道だが、胸が熱くなり少年の心を思い出させる。そんな作品となっております。
重厚で雰囲気のあるイラストもGOOD。
可愛いヒロイン要素など皆無ですが、たまには本作のようなアツい冒険譚を嗜んでみるのも一興ではないでしょうか。
感情タグBEST3
おもしろい
主人公に対してとても厳しい世界で、そういう現実的なところがとても良い。最近の異世界転生ものは、大抵主人公に都合が良い世界だから、この作品は新鮮。
Posted by ブクログ
続きが読みたすぎてすぐに手にとった、最果てのパラディン2巻。死者の街での特訓や死闘を経たウィルの強さがこれでもかと描かれる一方、人間らしい心の弱さを吐露するシーンもあり、実に良きライトノベルファンタジー!周りも賑やかになってきて、この後どうなっていくのか楽しみです!
パラディンであってるぞ
上のコメ主が魔法剣士だとか言ってたけど、パラディンで合ってるでしょう。戦闘面では魔法剣士かもしれないが…祈祷師の能力も持っているし、神に使える者でもある。魔法戦士なんかより聖騎士の方がしっくりきます。
内容は普通に面白かったです!1巻は登場人物が少なく物足りなく感じましたが、2巻は1巻よりも充実していると思います!