あらすじ
コロニー防衛軍のなかでも勇猛果敢で知られるゴースト部隊の隊員は、防衛軍に志願したものの、軍務につくまえに死んだ地球人のクローンで構成されている。だが、新たに部隊員となったジェレド・ディラックは、天才科学者ブーティンの遺伝子から作られたクローンだった。恐るべきエイリアン種族と手をくんだ裏切り者ブーティンの情報を得るべく誕生させられたディラックの熾烈な戦いと数奇な運命を迫真の筆致で描くシリーズ第2作。
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Posted by ブクログ
老人と宇宙もおもしろかったけど、こっちもとても面白かった。死んだ人間の遺伝子から作られた「ゴースト部隊」の設定っておもしろそうだなーと前作から思っていたら、今回はゴーストのゴーストたるところを十二分に活用した設定で最後まで引っ張る引っ張る。異星人と組んだ裏切り者の天才科学者のクローンとして生まれたディラック(1歳)が、自分の前世(?)の記憶と自分として生きてきた自意識との間で成長していき、やがて大きな「選択」をする。人間らしさとは?とか魂とは?とかユーモアとは?など、いろいろ考えさせられる。
あと、いかにもデジタルネイティブな世代のSFだなとも感じた。
Posted by ブクログ
いやぁ……設定が本当に凄いですねこの話は。特殊部隊の考え方とかオービン族のこととか、今作は精神的な部分も深くて面白かったです。最後のスマートブラッドの活用にやられました……!