あらすじ
困難な時代においても、深宇宙研究開発協会は人類の記録と生命の種を系外惑星に送り込もうと計画していた。その理念に共感した星川ユイは協会で働き始めるが、大量の資源を必要とする宇宙開発は世間から激しい非難を浴びる。 ユイは支援を求めて青澄に会いに行くが……苛烈を極める物資争奪戦、繰り返される殺戮、滅亡を意味する環境変化――いくたびの難事を経てなお、信念を貫いて生きる者たちを描破した比類なきSF巨篇。解説/渡邊利通
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Posted by ブクログ
様々な登場人物の生きた軌跡から、人間としての愛情豊かな生活が窺われ、未来人も
やはり私たちと同じ人間だということが感じられる。
どうぞ、25世紀の皆さんもこのつらい時代を生き抜いてください。
Posted by ブクログ
華竜の宮のラストでコピー・マキが言った「彼らは全力で生きた。それで充分じゃないか」と
マキの「(アキーリ号にコピー・マキを乗せるという)それを選択なさったのはあなたです。これだけで、もう充分ではありませんか」が重なって泣いた。
結局作中でプルームの冬はこなかった。
陸と海が手を取り合うとか、全く綺麗に物事が進まなくてもどかしい。リアル。でも、実際には絶対にそうなるだろうな。海と陸にわかれてなくても世界中が一丸になって、みたいな想像出来ない。