あらすじ
日本のマット史の中心で強烈な光を放ち続けたアントニオ猪木。『週刊ファイト』の記者として清濁併せ呑む燃える闘魂に魅了され、追いかけ続けた著者が、書けなかったスクープの裏側、取材秘話、そして関係者への取材により猪木の実像を丸裸にする。 ※本書は週刊大衆誌上での連載『アントニオ猪木55年目の「虚と実」』に大幅加筆したものです
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Posted by ブクログ
プロレス檄活字シリーズの第三弾。
このシリーズ、これまで全4冊が刊行されているのだけど、
唯一食指が動かなかったのがコレ。タイトルからすると、
いちばん興味を持ってもおかしくない本なのだけど・・・。
正直言うと、著者がちょっと(^^;)。
井上譲二とは、プロレスファンならお馴染みの元週刊ファ
イト編集長であり、ハッキリ言えばファイトを潰した張本
人。まぁ、ファイトが潰れたのは井上氏だけの所為では無
い、というのは良く解っているのだけど・・・。
単純に、この人の文章の組み立てが好きでは無いのかもし
れない(^^;)。いわゆる「猪木本」としてのレベルはいた
って普通であり、ファンなら誰もがなんとなく知っている
ことしか書かれていない。それでも、資料的な価値がある
のなら特に文句は無いのだが、時系列があやふやになる書
き方をしていて読みづらいことこの上無い感じ。
週刊誌(紙?)の記事ならともかく、一冊の本になるとさ
すがにキツい。この人の場合は、いわゆるコラムだけやっ
ていた方が才能を発揮出来る気がするんだけど、どうなん
だろう?
この本よりも読むべき「猪木本」はもっとたくさんあると
思う。新しくファンになった人が最初に読む本がコレだと
ちょっとキツいかもしれない。猪木愛に溢れているところ
だけは認めるけど・・・。