あらすじ
ある昼下がり、アリスが土手で遊んでいると、チョッキを着た兎が時計を取り出しながら、生け垣の下の穴にぴょんと飛び込んで……個性豊かな登場人物たちとユーモア溢れる会話で展開される、児童文学の傑作。
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Posted by ブクログ
小さい頃に観ていたディズニー作品と原作とでは受ける印象や纏う雰囲気が微妙に違って面白かった。
夢の中にいる様な感覚。へんてこりんな会話の中に言葉遊びがたくさんあって面白い!(自然な翻訳に驚き!)でもそれが唯一無二な世界観を作ってるなと思ったし、チェシャ猫が文学や医療の比喩表現に使われているのを知って、不朽の名作だなと感じた....
へんてこりんすぎてスラスラ読めないけど魅力的なキャラクターばっかりで愛着が湧く!
「みんながよけいなおせっかいを焼かなければ世界は動くって!」
藪をつついて蛇を出す 的なことなのかな?
「鏡の国のアリス」の方も読んで他のキャラクターに会いに行きたいな....
Posted by ブクログ
テンポよく物語が進む上にコロコロと場面が切り替わる。さらには多彩なキャラが出てくる。まるで、ネット小説を読んでるようだと思った。
もともと、少女に話した話(その場で作り上げた)を本にまとめたらしい。少女が退屈しない話をと作っているうちにそうなったのだそうだ。作りもなんだかネット小説に似ているような気がしてしまった。
もちろん、この時代にネット小説なんてものが存在するわけがないのだけれども『退屈しないように』コロコロと話しが変わるのはネット小説の特徴でもあるわけで。
で、知ってるようで知らない。「不思議の国のアリス」のラストってどうなるんだろう?
と思っていたら、夢オチだった。
確かにあれだけ話を広げて、謎だらけにして、回収不能と言うか……その必要がないのかもしれない。
むしろ、「夢でした」の方が納得しやすい。
ここにやたらに変な説明が出てくると『不思議の国のアリス』が壊れてしまうような気さえしてしまう。