あらすじ
作家を志す文学青年の帝大生・小林秀雄にとって、
まだ18歳の天才詩人・中原中也の存在は脅威となった。
その天分に嫉妬を覚える秀雄は
中也の恋人・長谷川泰子に強く惹かれていく…
一方、二人を結びつけた詩人の富永太郎は
持病の結核が悪化して、死を迎えようとしていた。
次第に重くなる病状の中で中也の心は乱れて…
文学という狂気と孤独の世界に身を投じる
若き中也と秀雄の、胸を打つ青春ドラマはヒリヒリと
痛切なものに転じていく!
事実を基にフィクションを交えて描き出す
『彼女とカメラと彼女の季節』月子氏の新境地第2集、堂々登場!!
感情タグBEST3
すごい詩!
中也と素子が、月夜に湖の上をボートで漕ぐ所、すごくいいシーン! 言葉の隅々まで分かる訳ではないのに、あの詩にあの映像が浮かびました!
というか、あの詩をよんで、自分だったらどういう絵を描くかなぁ(もちろんこんなに綺麗で的確に描ける訳ないけど)、とその雰囲気を想像したくなるような詩でした!
心の揺れ動きとあの詩が素敵で、あんなロマンチックな経験は誰しもはできないなぁ。
劇的ロマンチック!!だけど、心を削る何かがあって、ぬるま湯ではないもの。
女に揉まれて、友人に揉まれて、人の本質を知っていこうとすると良い文学?に近づくのでしょうか。
Posted by ブクログ
時代や詩が生まれた背景がもう一つ見えてこないまま、ただ不倫の話だけがうろうろしているのはなあ……。
泰子の態度もなんというかあざとくて、妹の気持ちの方がわかるかも。
結局この話だけで終わるとしたら消化不良かもなあ。
Posted by ブクログ
月子さんの中原中也マンガ2巻目。
やはり特殊能力とかでは戦わない。
言葉を残すことは命を残すこと、というのはまったく、自分も同じ欲求があるけど、まあはたして。
怖い。