【感想・ネタバレ】犯人に告ぐ 下のレビュー

あらすじ

犯人=〔バッドマン〕を名乗る手紙が、捜査本部に届き始めた。巻島史彦は捜査責任者としてニュース番組に定期的に出演し、犯人に「もっと話を聞かせて欲しい」と呼びかけ続ける。その殺人犯寄りの姿勢に、世間および警察内部からも非難の声が上がり、いつしか巻島は孤独な戦いを強いられていた──。犯人に“勝利宣言”するクライマックスは圧巻。「普段ミステリーや警察小説を読まない人をも虜にする」と絶賛された、世紀の快作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最終的に事件については結構あっさり解決するが
その後の話でこの物語の主軸は犯人探しではなく、その背後にある被害者や犯人を追う刑事達の心の話なんだと感じた。
巻島が何度も健治くんの名前を呼んでしまったり、最後に涙ながらに謝罪するところにグッときた。

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2024年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

巻島史彦
神奈川県警の警視。ワシと出会ったその年、県警本部捜査一課の特殊犯係に戻ってきていた。四十五歳にして警視に昇進し、港北署の次長として主に掲示部門の統括管理的な職務経験を積んだ上で古巣に復帰。若手時代から刑事に見えない刑事。→神奈川県警足柄署特別捜査官。→神奈川県警刑事総務課付特別捜査官。川崎男児連続殺人事件「バッドマン」の担当。

ワシ
健児少年の誘拐犯。幼児誘拐及び殺害と死体遺棄。

いずみ
巻島の娘。

園子
巻島の妻。

本田明宏
神奈川県警本部捜査一課特殊犯係係長。→神奈川県警刑事特別捜査隊隊長。「ワシ」事件当時の巻島部下であり、「バッドマン」事件においても信頼している数少ない部下の一人。

桜川志津雄
町田にあるイッパツヤというディスカウントショップの社長。孫が誘拐された。

藤原
捜査一課長。

曾根要介
神奈川県警刑事部長。東大法学部卒のキャリア組。三十代の頃は兵庫県警で捜査四課長を務め、広域暴力団の抗争の鎮静化に成功。あの事件後、北海道警察に転任。→神奈川県警本部長。警視監。

桜川健児
誘拐された少年。

家森
県警本部の刑事総務課長。

桜川麻美
健児の母。

三船
警視庁の課長。

森下
警視庁の部長。

秋本
特殊犯係の係長。

後藤
警視庁の管理官。

小坂井
新宿署長。元捜査一課。

桜川夕起也
健児の父。

若宮
理事官。

村瀬次文
捜査一課特殊犯係の中堅捜査員。→六年前の桜川健児少年殺害事件の専従捜査員として「ワシ」を追っている。

長谷川
参事官。先々代の捜査一課長。

川野丈弘
いずみの夫。虎ノ門の石油会社に勤めている。

大日新聞の記者

新都新聞の記者

早津名奈
ミヤコテレビ「ニュースナイトアイズ」の女性アナウンサー。一連の事件の犯人を『最低の人間』と感情的に言い捨てたため、名奈の子供を狙うような声明文を送りつけられる。ショックから番組を休養した。

バッドマン
川崎男児連続殺人事件の犯人と見られる。

小川かつお
神奈川県警の平刑事。巡査長。チョンボ小川。ナンパを誘拐犯の接触と誤認し、ワシを取り逃がした。当時、港北署の刑事課に配属されて二年目。マイペース型と言われながらも生まれ持ったツキがある。→同県警特別捜査隊隊員。

戸部
捜査一課の巡査部長。

岩本
神奈川県警刑事部長。

植草壮一郎
神奈川県警刑事総務課長。市ヶ谷大学法学出のキャキア組。曾根の甥。大学時代に片思いだった未央子に執着し、捜査情報を流す。警視。

斉藤剛
川崎男児連続殺人事件の一件目の被害者。五歳。

桐生翔太
川崎男児連続殺人事件の二件目の被害者。六歳。

黒崎道彦
川崎男児連続殺人事件の三件目の被害者。七歳。

小向音樹
川崎男児連続殺人事件の四件目の被害者。六歳。

座間
「ニュースナイトアイズ」のプロデューサー。

児玉
一連の川崎事件のニュースを担当しているデスク。

韮沢五郎
「ニュースナイトアイズ」を十年以上の長寿番組に育て上げたキャスター。

迫田和範
元大阪府警捜査一課長。「浪速のコロンボ」といわれた名物刑事。十年ほど前に引退し、現在はニュースやワイドショーなどのコメンテーターや公園活動などを行っている。「ニュースナイトアイズ」後に「ニュースライブ」に出演。

杉村未央子
第一テレビ「ニュースライブ」のアナウンサー。植草の大学時代の同級生。巻島の出演により視聴率を伸ばす裏番組「ニュースナイトアイズ」に食われる形となった番組の劣勢を挽回するため、植草の捜査情報のリークに頼る。

井筒孝典
「ニュースライブ」のメインキャスター。

一平
いずみの息子。

津田良仁
神奈川県警足柄署盗犯一係主任。巡査部長。通称「津田長」。足柄署に飛ばされた巻島をそれとなく諭し、精神的に支える。特別捜査官となった巻島の求めに応じ、県警本部へ行く。

富岡
津田が新米で川崎の交番勤めをしていた頃、津田の上司だった昔気質の警察官を刺し殺した。服役中に自分の女に宛てた手紙にも反省の色はなく、仮出所して間もなくその女を殺した。

斉藤明臣
斉藤剛の祖父。

徹子
斉藤剛の祖母。

達夫
斉藤剛の父。

恭香
斉藤剛の母。

桐生真砂子
桐生翔太の母。

藤吉稔
捜査一課の管理官。

中畑忠司
捜査一課係長。

西脇辰則
文書鑑定に精通している科学捜査研究所の専門官。

有賀吉成

門馬厚
新聞記者上がりのジャーナリスト。

蓑田

大内

山川
記者。

舟橋
鶴見署の鑑識課員。

市川
刑事特別捜査隊。

野々上充

速水恒夫

清水

清野
瀬谷署の刑事課で総務的な仕事をしている内勤の警察官。

稲垣

田坂

白沢

浦西景一


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2025年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。先が気になって一気に読んでしまった。最後その人から刺されんでも,という気もするが,映像には向いてるかなと思う。映画観たい~

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2024年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2006年(第2回)。7位。
バッドマン(犯人)からの手紙が届くようになる。6年前の誘拐殺人の容疑者は自殺する。ある日手紙が届かなくなり、高速道路あたり?で発見される。投函する前に風でとばされたらしい。巻島は小心な犯人像を思う。
他局に情報をリークしているやつがいる、と、わなを仕掛ける。植草、ひっかかる。だせー。
やっぱり孫が誘拐される。バッドマン住んでる地域が絞られ、掌紋をとりに警官が動員される。犯人が特定されたのは、ある警官のほんの機転のおしゃべりからだった。
なんか、都合よく解決した感ありの劇場型捜査。映像にするともりあがるのかなぁ。

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2022年11月29日

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