あらすじ
久保竣皇を名乗る作家を探る榎木津はその男の記憶を視て驚愕する。それは武蔵野連続バラバラ殺人の犯人・久保竣公しか持ち得ない『匣の中の娘』の記憶だったのだ。そして、ついに京極堂が動く。久保竣皇とは何者か?
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Posted by ブクログ
なんと昭和30年代です。ちょっと悲しくも、京極堂や木場修が喋っているところなど、割とそれっぽくてよかったです。
最後なども好き。
迷惑かけまくりだけども見放されない彼ににまる。
後書きもちょっと笑える、ほんと、こんなこと夢にも思わないですね。
Posted by ブクログ
関くんの病が重い…
ここまで拗らせてしまったら、いかな京極堂でももうどうにもならないレベルじゃないのかなと思ってしまった。
とても百鬼夜行なんですよ。
とても百鬼夜行なんだけど、でも違う。
榎さんがマトモに会話してるし、あまつさえ取り乱しているし。
京極堂の蘊蓄もひたすら冗長なばかりで、単なる知識の披露のように感じてしまった。
あのシリーズを彷彿とさせるからこそ、心の狭い自分はそういう細かいところが気になってしまってとても座りが悪かった。
本家へのリスペクトを強く押し出すあまり、無理が出ている気がしました。
読んでいて正直ちょっと疲れました…
なので、あとがきにあったもう一案「京極堂対加藤保憲」の方が自分としては良かったなぁって。
いっそトンデモな100%オリジナルの方が、絶対楽しめたと思います。
余談ですが「引っ越しの際に(関口を)匣に詰めて運んだ」っていう件には笑ってしまった。ほんと皆さん関口くんの扱いひどい(笑)