あらすじ
北域の晴凛の勢いは止まらない。各地の有力者たちの来訪は後を絶たず、その権勢はまさに 「北域王」 と呼ぶにふさわしいものであった。私生活では、相変わらず 「嫁」 と 「妻」 に振り回される純情ぶりではあるが。 その晴凛の活躍に目を留めたシムールのエオル王は、ついに決断する。シムールの未来を託し、晴凛と同盟を結ぼうというのだ。だが、シムールが帝国人と交わるのは前代未聞のこと。もし同盟締結となれば北域の覇権は決したといってもよいのだが、それをよく思わぬ勢力が暗躍を始め!? 大人気シリーズ、第8弾!
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いつも通りの展開
シリーズ第8弾。 今回は晴凛達が、ついにシムールと同盟を組み、 晴凛はシムールの王になるという話。 ただ相変わらずの展開は、予想の範囲内であり、読者の意表を突くものではなかった。
Posted by ブクログ
さくさくっと面白く読んでいたら、気付いたらもう8巻。プータローだった晴凛も、北域王となり見違えるようになった。今巻はシムールのエオル王との同盟、温蕉攻防戦、ミーネの怪我……立場が大きくなるほどに、捨てなければならないものの大きさに晴凛は気付く。半端なく取り乱すとは、晴凛の中でのミーネ姫の存在の大きさを改めて見せつけられたようだ。
承安の崇鳳が結構お気に入り。その誇りと野望は嫌いじゃないよ!承安の戦に参加した理由が、まさか帝都の自分の名を記した書物を葬り去るためだなんて!失敗で終わって欲しくない。深い知識と失敗の経験を持っていて、たった一度の挫折で折れて欲しくない。鼻の穴がぷっぷくぷーと開くのは筆者の悪意を感じる……。