あらすじ
晴凛たちを反逆者とする帝国は精鋭三万の兵を増援する。しかも、全軍を指揮するのは、最年少の科挙合格者で名高い沢樹延銘だった。この沢樹、実は伏龍とは錬涯塾の同門で、どうも因縁の仲らしい。油断ならぬ敵と大軍、八方塞がりの晴凛たちであった。 伏龍は敵の撹乱を狙うが、全てを読み切った沢樹によって手痛い反撃を食らってしまう。数も半減し、籠城戦が苦手なシムールの兵は、侘瑠徒から退去することに。それはミーネだけでも助けたいという晴凛の願いでもあった。これがミーネと晴凛の今生の別れとなってしまうのか──!?
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Posted by ブクログ
面白かった!
4巻まできて、やっとタルト攻防戦が終わったところなので物語の進みは遅いが、その分キャラクターの描写に筆が割かれていて、登場人物が単なる将棋のコマで終わっていない。
伏龍さんの性格の悪さが大好きですw机上の空論でなく、兵が生きている人間であること前提で戦略が組まれているのが良い。
ミーネ姫は淡い初恋に目覚めたようだし、晴凛もミーネ姫を意識し始めているようだし、さくっとくっつかないのが良い。
魅力ある軍人も集まってきた。シャールとミーネの晴凛奪い合いも楽しい。ハーレムっちゃあハーレムだけど、晴凛の成長している姿が分かるので、意味のないハーレムとは思わない。
帝国中枢までたどり着くもしくは講和するまでかなり巻数がかかりそうだし、独立国になったらなったで大変そうだが、ひとまず10巻は出ているので安心して読みたい。
面白かった
遂に帝国軍が進軍を開始。そして、同塾出身の軍師同士の対決となる。伏竜は、ちまちま嫌がらせ戦術を繰り返し帝国軍の進軍を遅らせる事が出来るのか?ってのが見所。
Posted by ブクログ
表紙のミーネがかわいくなった。
孟旗将軍はできる人沢樹すらうまく使えるなら本当に凄い人。しかし帝国の政治の腐りっぷりに対しての描写が、わかりやすい言葉で書いてあってそこがとてもわかりやすい。そういうシンプルさはいいと思う。
Posted by ブクログ
主人公の晴凛の成長が面白い。しかし、今回は延銘と伏龍の知恵くらべ前哨戦がとても面白い。
最後の高笑いがなんともえげつない(笑)。お肉は大事です