あらすじ
【真実の愛は、狂気と区別がつかない。】
二人の幸せは遮られてしまった。夜はもう深いのに、さとうが家に帰ってこない。不安に苛まれる、しおの手をそっと引くのは、長い髪の女性の幻影。泣いても叫んでも耳を塞いでも目を瞑っても消えない幻。角砂糖のように甘い、純愛サイコホラー第2巻。
(C)2015 Tomiyaki Kagisora
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
マトモな人間が居ねぇ……
ちょっとロリコンをこじらせちゃったのかなって印象だった三星太陽君まで実際にしおちゃんに出会ったことで吹っ切っちゃいけない境界線を吹っ切っちゃったからなぁ…
第一巻の時は印象最悪だった名も無き不良少年二人組ですが一体どうなったんだ、あの後……?どうやっても五体満足・無傷で生還できる未来が思い浮かばない。相手が悪かったね
愛と狂気がどろどろした感じに同居している本作。「さとう」と「しお」というあまりに歪過ぎる二人の少女を中心として織りされる物語の過去には一体何があったのか?普通の虐待とかでは済まされない感じのとんでもなく邪悪なナニカが潜んでいそうで、最早ヤンデレ百合漫画というよりもホラー漫画みたいになってきたような。
浮浪少年に対して覚えた、あまりの心の苦みを嫉妬と理解した時にさとうはキラキラしたオーラを放った。こんな「初めての感情」が生まれたのはしおちゃんを愛しているからだと。
その瞬間の彼女が恐ろしく可憐に見えてしまったのはこの作品の歪みようと、さとうとしおの愛を中心に描いていることを明確に表しているシーンのような気がします。
Posted by ブクログ
しおの身内と思われる人物を発見したことで新たに嫉妬の感情を覚えるさとう、それすら彼女を想う故に起きる感情だと想いはより一層高まって行きます。
そんな中しおは帰ってこないさとうを心配し言いつけを破り部屋の外に出てしまいます。
しおを案ずるさとうの狂気性がより浮き彫りになっていて今後どうなるのかが気になる感じでした。