あらすじ
語り損ねた、真実の愛の挿話たち。
人が全てを切り捨てて、最期に残るのは、愛だけ。「ハッピーシュガーライフ」本編完結後に発表されたキャラクター別の短編読切を収録。しおの「その後」を描く、単行本描き下ろし作品も収録。余分で、過剰で、特別な、それぞれのエクストラ・ライフ。
(C)2022 Tomiyaki Kagisora
感情タグBEST3
沢山の「愛」を考えられた作品
アニメから入ってとても感慨深いものを感じ、フォロワーさんから「その後の話があるよ」と教えてくれて買いました。(実際はその後と短編集)
感じる事は人それぞれかもしれないですが、この巻については「ホッとできるなにか」を感じました。
言語化するのは難しいですね(笑)
この作品を教えてくれた私の心に触れた大切な人と語り合いたいと思いました!
泣けました
本編がとにかくダークで究極の愛で
甘くて痛くて。
だからこのサイドストーリー達に癒されました。
特に潮のその後を描いた話が逸材。
カップケーキと可愛い部屋から一転したシーン。
ゾクっとしました。
しおの中にさとうは生き続けるんですよね。
永遠に。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
語り損ねた、真実の愛の挿話たち。
人が全てを切り捨てて、最期に残るのは、愛だけ。「ハッピーシュガーライフ」本編完結後に発表されたキャラクター別の短編読切を収録。しおの「その後」を描く、単行本描き下ろし作品も収録。余分で、過剰で、特別な、それぞれのエクストラ・ライフ。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
本編を最後まで読み終えたのがちょうど3年前ぐらいでした。まさか続編(後日談ですが)が出るとは…。
本編の感想に「誰かのために死ぬ」ということは美談に聞こえるが、生き残った側の心の中にドス黒く残り続けるものだ、と書きましたが、まさにそれが現実のものになってしまいましたね。
Posted by ブクログ
美しくも、けれど破滅的に完結した本作の続巻が出るとは夢にも思わなかった……
でも、エクストラエピソードという事である程度気楽に読めるのかな?と思いつつ、読み進めていたら……
いやはや、やっぱり本作は狂気と純愛に満ちた御伽噺のような物語でしたね…
だってね、最初こそさとうの叔母の話でスタートしつつ、その次には保育園ネタなんていう二次創作のようなネタが明るく繰り広げられるのだから油断もしてしまうじゃないか
その後に続く幾つかの話もいずれ辿り着く破滅さえ抜きにすれば明るい要素の多いエピソードだったし
その流れが変わるのはしょうこのエピソードからかな
思えば本編においてもしょうこの破滅から作品全体の破滅度が上がっていった印象がある。
改めて感じるけど本作において、しょうこは様々な意味でターニングポイントとなる人物だったよ……
そういった分岐点の後にさとうとしおの心情を深掘りする2篇が続いてからの続巻においてメインと言える後日談エピソードが色々と衝撃的
あの頃のさとうと被るようにキラキラした女子高生になったしお。学校生活を楽しみつつも、本当の楽しみは甘美な瓶の中に
単純な応えしか返してくれない空想のさとうと共に甘くて狂人的な愛の夢。余人が見ればどこに幸福が有るのかと問いたくなる焼け落ちた二人だけのお城でしおは変わらずにさとうへの愛を貫くのか……
個人的には、さとうが自身を生かした意味をまだしおが知らないどころか、知らないままでも別に良いと感じている点は衝撃的だったかもしれない
答えを探すのではなく、自分の中にあるさとうの愛を全てとする。他者の理解を拒むような絶対的一途な愛
この続巻を読んで衝動的に本編をぺらぺらと読み返してしまったけど、やっぱりこの二人の間にある愛は理解しきれないものが多々あった
それでも唯一無二と言えるさとうとしおの愛物語は見ている者の目を一切離さないだけの力強さがあったと再確認できましたよ……