あらすじ
北町奉行・永田備前守正直の三男坊である豊之助が引き受けたボロ道場に、大挙して弟子入り志願の町人が押しかけた。首を捻りながらも喜ぶ豊之助だったが……。人情あり、捕り物あり、剣戟あり! 書き下ろし時代小説第二弾!
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Posted by ブクログ
千野隆司さんの「雇われ師範・豊之助(二)ぬか喜び」、2015.10発行です。三千石旗本・北町奉行の三男、永田豊之助(23)は、なりゆきから「借金道場」の師範代に。借金を返すため金貸しのお若婆さん(69)の手伝いや用心棒をしながら門弟集めをするもなかなか集まらない。海産物問屋の旦那が襲撃され、救出した件をきっかけに門弟は増えるものの、そこにはとんでもない事件がからんでいた・・・。お若婆さんにはやりこめられるけど、その孫のお美代(19)が陰に日向に豊之助を助けます。
Posted by ブクログ
借金だらけの道場を切り盛りする、にわか道場主の豊之助。真面目で一生懸命だが、世間知らず。
金貸しの婆さんお若と、その孫娘、お美代。
ひょんなことから居ついた千代丸。
北町奉行所の奉行である父、その同心北山の助力も。
偶然助けた越中屋が弟子を多く、送り込んで、にわかに繁盛したが、その裏には。。。
全く、物語を作るのがうまい!
そして当時の商売に関する駆け引きや、事件を絡めて面白い作品に。