【感想・ネタバレ】雪花の虎 2のレビュー

戦国時代の人気武将といえば、必ず名前が上がる「上杉謙信」。
この勇猛果敢な“越後の虎”は、実は女だったという説のもと、謙信の生涯を大胆に描いたこの作品。

『海月姫』『東京タラレバ娘』の東村アキコ先生が描く大河ロマンものってどんななんだろう?とワクワクしながら手に取りましたが、読んでみて大正解でした!
主人公の上杉謙信はもちろん、体は弱いけれど心優しい兄・晴景、謙信が慕い続ける兄僧・宗謙、そして今後のキーパーソンとなる永遠の宿敵・武田信玄…
登場人物の誰もが、強く、美しく、そしてかっこよく、激動の戦国時代を生き抜くさまが、実にみずみずしく生き生きと描かれています。
ときにさく裂する東村節が効いたギャグも健在で、今までになかったわかりやすくて読みやすい歴史マンガとなっています。

また個人的にオススメなのは、ページ下部で唐突に始まる「アキコのティータイム」のコーナー!
上杉謙信を語る上で知っておくべき歴史的背景や登場人物を、東村先生自らわかりやすく説明してくれます。
歴史ものでよく出てくるのが「登場人物が多すぎる!」「時代の流れがよくわからない!」という悩みですが、
東村先生の分かりやすくて面白い説明&アドバイス?(「家来が多くて覚えられないなら覚えなくていいよ!」とか最高!)で
気負うことなく読み進めることができます!
歴史に詳しくなくても大丈夫!戦国時代を男武将として強く生き抜いた女の一代記、ぜひ読んでみてください!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

二巻でましたー!!!!

感想遅れまして申し訳ありません。

待っていましたよー。二巻の発売を。

この巻では父親の為景が死に、虎が女性のでありつつ武人の道に進み行きます。烏帽子親はおそらく兄の晴景。

父が死に、寺から城に戻った虎は「よっぽど寺の飯がひもじかったと見える@晴景談」と山でとった鴨や握り飯などを「むしゃむしゃ、ばくばく」と食べます。このシーン、たった数コマなんですけど、鴨肉も握り飯もとってもおいしそう。食べ物がおいしそうな漫画に弱い自分は、このシーンを見るだけど「肉と塩むすびが食べたい…」と思ってしまうほどです。

初潮を迎え、元すごした寺へかけていき一晩を過ごす虎ですが、お堂へこもって毘沙門様にお祈りをせねば「血が止まらねばきっと…虎は戦へと連れて行ってもらえなくなる」と宗謙にすがりつき、気を失います。

”女になる事””腹が痛い 血が出たと騒ぐこと”を男に知られてはならないと宗謙は虎に言うときの返しが「虎様は私の嫁になって私の子を産みますか?」と爆弾発言。
調べてみたら(わざわざ調べるな)、虎が修行した林泉寺は曹洞宗で、妻を持つことは許されていました。宗謙ってばなかなかの生臭坊主です(笑)。
一巻の感想で”うっふんなことにはならないと思います”と書いた自分の感想をバッサリと切り捨てられました。

さて、後半に出てくる本庄実乃に「女にしておくのはなんとも惜しい!」と言われていますが、申し訳ありません。この本庄の前髪やひげの具合を見て「将来、エロおやじになる。」と思ってしまいました。歴史上は死の直前まで虎(謙信)に仕えた人のようです。今後の活躍に本当に期待です。

この巻では虎が初戦に勝ち、今後兄(晴景)との関係が危うくなるのを示唆したところで終わるのです。

ああーー!!またしても次の巻が待ち遠しい!

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2016年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公もそうだけど、周囲のキャラが東村さんが書くと、なんかギャグパートとのバランスが良いんだよなぁ。
で、武田も父親が退場して、いよいよって感じですね。

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2022年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上杉謙信女説。
虎千代が女と武将となる巻。

ギャグあり、ビシっと締めるところは締めてメリハリがついてます。兄晴景とどうなるかハラハラですが楽しみです。

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2016年02月21日

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