【感想・ネタバレ】レオ・アッティール伝III 首なし公の肖像のレビュー

杉原智則 / 岡谷

コンスコン寺院の攻防を制し、ひとまずは外敵を打ち払ったアトール公国第二公子レオ・アッティールは、依然残るアリオン、ディティアーヌ両大国の脅威に対抗するために動き出す。 民兵ばかりのアトールにおいて、常設軍たる親衛隊を組織、武装を整え練度をあげる。 その矛先は、アトール国内。王家に敵対的な有力貴族、ダーレンに向けられた。 「大事なのは、『速さ』だ」 速やかに国内を平定し、盤石な体制を築くべくレオは攻勢に出るが、思わぬ伏兵が待ち受けていて――!? 本格戦記ファンタジー、第３弾！

[ブクログ · ★★★★★]

小競り合いを利用した政治的な策謀や、主人公レオやクオンが精神的に成長していく部分がうまく描かれていて楽しい。最後の引きは思わず引きこまれてしまった・

[ブクログ · ★★★☆☆]

敗戦とクオンの過去。
あとがきによれば「レオの本領は、歴史におけるこの時点から次第に発揮されてゆくこととなる」とのことで、今後の展開が待ち遠しい。