【感想・ネタバレ】江戸日本の転換点 水田の激増は何をもたらしたかのレビュー

あらすじ

米づくりは持続可能だったのか?
新田開発は社会を豊かにする一方で農業に深刻な矛盾を生み出した。エコでも循環型でもなかった“江戸時代”をリアルに描き出す力作。

[内容]
序章 江戸日本の持続可能性
第一章 コメを中心とした社会のしくみ
第二章 ヒトは水田から何を得ていたか
第三章 ヒトと生態系との調和を問う
第四章 資源としての藁・糠・籾
第五章 持続困難だった農業生産
第六章 水田リスク社会の幕開け
終章 水田リスクのその後と本書の総括

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Posted by ブクログ

ネタバレ

新田開発によって循環型社会の維持には、江戸時代の技術力では限界があったと述べられています。ものを作ることにおいて、人々の苦労は絶えなかったでしょう。だから知恵を出して、物の使い方から人の所作に至るまでそれぞれ深い意味があったのだと思います。今は便利な世の中で、お金を支払えば何でも手に入るので物をあまり大事にしないように思います。飲食店での食べ残しの量には驚きますし、空き家が放置されどんどん増えるいっぽう、新築住宅の建設が後を絶ちません。無駄なことが溢れている、今を感じます。

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2015年07月17日

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