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Posted by ブクログ 2019年10月09日
○目次
序章:江戸日本の持続可能性
第1章:コメを中心とした社会のしくみ
第2章:ヒトは水田から何を得ていたか
第3章:ヒトと生態系との調和を問う
第4章:資源としての藁・糠・籾
第5章:持続困難だった農業生産
第6章:水田リスク社会の幕開け
終章:水田リスクのその後と本書の総括
よく、江戸日本社...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月05日
江戸時代はエコ時代などと持て囃す風潮が一部で見られるが、果たしてそれは真実なのであろうか。
結論から言えば、単純に飽和状態を迎えるまでに時間がかかったというだけで、持続可能とは言えない。
新田開発によって生産高も人口も増え、コメを中心にした社会が成立し、水田を中心とした生物相も形作られ、コメ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月18日
江戸時代の篤農家の残した資料から読み解ける百姓の実態、そして、幕府の新田開発が、農村・農家に与えた影響が描かれていた。
百姓は、幕府に年貢を納め続けることを継続するため、色んな工夫をしていた。
その中で、水田経営に不可欠な道具としての牛・馬を飼う。そのために餌を得るための草原も確保しなければなら...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月07日
恵贈に与る。耕地面積がグングン伸びた「開発の17世紀」と、耕地も人口も頭打ちとなった18世紀とを切り分けて、それぞれに生じた問題を多面的に論じた好著。大開発の時代から停滞の時代へ、という流れは様々な教科書で指摘されているが、武井さんは停滞の要因を土地拡張の限界だけに求めない。むしろ、土地が開発され尽...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月05日
<目次>
序章 江戸日本の持続可能性
第1章 コメを中心とした社会のしくみ
第2章 ヒトは水田から何を得ていたか
第3章 ヒトと生態系との調和を問う
第4章 資源としての藁・糠・籾
第5章 持続困難だった農業生産
第6章 水田リスク社会の幕開け
終章 水田リスクとその後の本書の総...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月12日
「水田にささえられた江戸時代の社会は、その根底において持続可能ではなかった」というのが本書の結論。新田開発のため、本来であれば牧草地として残さないといけない土地まで水田になってしまい、結果的に農耕を助ける牛馬を維持できないようになったこと。実りを多くするために肥料が必要だが、人や家畜の排泄物ではとう...続きを読む
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