【感想・ネタバレ】怨讐星域III 約束の地のレビュー

あらすじ

ノアズ・アークは172光年の旅を終え、約束の地・エデンの遷移軌道上に辿り着いた。一方でエデンの住民は、首長アンデルスの号令の下で皆兵化と軍拡を進めていた――全てはノアズ・アーク乗員の皆殺しのために。地球消滅から長い年月を経て、再会を果たす人類の末裔たち……。やがて空前の大災厄がそれぞれに襲いかかるとき、最後に残されるのは積年の怨讐か、それとも――。人間と人間の相剋と未来を問うSFクロニクル、ついに完結。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

うーむ、他の人も言っていたことではありますが、これの連載を10年追って読むのと3巻イッキで読むのでは大きく感じ方が異なると思います。
ちなみに私はジャケ買でのイッキ読みです(笑)

一つ一つのお話は面白かったです。各話のカップルの在り方にホッコリしたり、各話のラストでガッカリしたりと楽しませてもらいました。

ただ全体を通すとどうしても設定のスケール感を活かしきれてないような気がして物足りなさを感じてしまいました。
世代を重ねるという魅力や新天地での開拓、人々の対立等魅力的な要素はあったんですが、どうにも一話一話完結してしまい、大きな一つの物語という視点を抱けませんでした(泣)

でもこれは連載が10年という長期だったこと、また連載ということで一つ一つの話の魅力を持たせる必要があったことが原因だと思うのでしょうがないのかもしれません。。。
(SF初心者からするとちょっとストーリーが都合良すぎる感もありましたが、これは捉え方次第なのかな…?)


この作家さんは初めてでしたが今度はもう少し短い作品を読んでみたくなりました。
とにかく連載お疲れ様でした!!



追記
もし、この作品の設定に惹かれた方が居たら「天冥の標」(小川一水)シリーズを読まれるといいかもしれません。
私は読みながらどうしてもそのシリーズと比較してしまいました(^_^;)

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2015年06月30日

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