あらすじ
鬼才スタンリー・キューブリック監督による映画化作品でも有名な、世界最高の「恐怖の物語」
雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! これこそ幽霊屋敷もの、そして20世紀ホラー小説の金字塔
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Posted by ブクログ
上巻ではまだ本格的な怪異は起きていないのに、たった三人の家族の内面を順番に読んでいくだけでまったく飽きない。人間の心を深くとらえた描写が素晴らしい。ひとりひとり抱えているものが少しずつ違っていて、簡単には割り切れないところをしっかりと書き切っている。こんなに読み応えのある作品だったとは知らなかった。
ホテルの歴史や地下室の不気味な記録や忘れ物が、嫌な空気を醸し出していて、今後起きることへの期待が膨らむ。謎の「レドラム」とやらも、トニーの警告も気になることばかりだ。トニーがあらかじめ未来を見せてくれているので、そこに向かっていくという恐怖もある。
この家族に関してはきっと誰も悪くないのだと思った。一番医者にかかるべきはジャックだし、「癇癪」とアルコール依存症さえ治療できればこの家族は十分愛し合っていて、三人でやっていけると思った。それが下巻でどういう展開を見せるのかすごく楽しみ。
Posted by ブクログ
2020.5.16
420Pあるけど、読みやすいしあっという間に読み終わった。
上巻では、この家族の過去〜ホテルでの生活、217号室へ。
映画よりも各々の心情がハッキリ分かる。
ジャックの自己嫌悪な気持ちも理解できるし、ウェンディの離婚しようかどうしようかって気持ちも理解できるし切ない。
ダニーが映画よりもずっとずっと大人な印象。
Posted by ブクログ
映画版が大好きなので、かなり物語が違うと聞いて楽しめるか不安だったのだけど、さすがスティーブン・キング。
文章だけで不気味さが伝わる。
特に動物の植木が動くシーンが好きだった。
ジャックがおかしくなっていく後半も楽しみ。
Posted by ブクログ
怖い、怖い、まだ何も起きてないけど絶えず不穏な空気が漂っているよぉ。
冬の間雪に閉ざされたホテルで管理人?として家族3人で住む話し。
この旦那が今はお酒を断っているけど、飲むと凶暴になり息子ダニーの腕を骨折させた過去がある。
妻のウェンディは心配性で実母との確執があり息子の予知能力(かがやき)を感じてこのホテルから去りたがっている。
まだ5歳に息子ダニーがある意味この小説の主人公。
聡明で常人には見えないものが見える。
パパを愛していて、離婚しないで欲しいとおもっている。
で、いよいよ下巻。
とうとうジャックがお酒に手をだして凶悪犯になってしまうのか!