【感想・ネタバレ】ゴヤ II マドリード・砂漠と緑のレビュー

あらすじ

王侯貴族から肖像画の注文が次から次へと舞い込み、画家として最盛期を迎えたゴヤ。人物の両手の指を全部描く場合は、全身像よりも値段を高くするなど、したたかに上流社会へと駆け上がっていく。そんな彼を、瀕死の大病が襲う。18世紀末、祖国スペイン王政に危機が迫り、隣国フランスからは近代の足音が――。ゴヤが遺した数々の絵画・版画作品と共に、波乱の人生を追う傑作評伝、第2巻。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ゴヤ40歳からの人生の頂点、
そして大病を患うことによる絶望、
その淵から這い上がるまでを描く。

相変わらずゴヤを中心にそえつつも、
周辺の人物、そして18世紀のスペイン史が語られる。
それを通して時代が変わるということがものすごく伝わってくる。

世紀が変わってしまうことで、
人は地獄の様な苦しみを経ないといけないのだろうか。

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2015年02月20日

Posted by ブクログ

やっと2巻読み終えられた。激動のスペイン。ゴヤという画家の一生を通して、スペインの歴史を見事に描いている。スペインに対しての印象が4巻を読破したときには、読破する前とまるっきり変わってしまいそうな予感。

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2012年08月14日

Posted by ブクログ

ゴヤという人間を通して描かれる、ブルボン朝スペインの貴族の豪奢で乱れた暮らしぶりと階級社会。ゴヤという人間と絵画作品の評伝でもあり、その時代の政治経済のみならず世俗文化まで圧倒的な取材力をバックボーンに書かれた歴史小説でもある。いずれの部分も面白く、これを読んでから裸のマハを見に行かずしていつ行くか。(※まだ見てないが…)

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2014年01月05日

Posted by ブクログ

かなり分厚い本だ。それも4巻まである。
ゴヤを通してスペイン、ないしヨーロッパの時代背景を描く。
ゴヤはついに宮廷画家となるが、当時のスペイン王室や貴族が如何に頽廃していたか。フランス革命は歴史の必然かもしれない。
ヨーロッパは革命から、さらにナポレオンの時代へと移っていく。当然ゴヤも時代の波に巻き込まれていく。

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2011年06月11日

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