【感想・ネタバレ】ゴヤ III 巨人の影にのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

近代の波に呑まれていくスペインとゴヤ。
絵からも時代の変わり目を読み取ることができる。
ゴヤよりもスペインという国家,
そして民衆の変化に焦点が当たった巻なのではないだろうか。
耳が聞こえないことが、彼にとってどう作用していたのだろう。

0
2015年03月11日

Posted by ブクログ

ゴヤの生涯とその時代背景を追っていく。ヨーロッパはまさにナポレオン戦争の時代であり、スペインも戦禍に見えて行く。ゴヤの「戦争の惨禍」といった版画集がその悲惨さを描いていく。ゴヤの作品といえば、「着衣のマヤ」「裸のマヤ」のイメージしかなかったが、戦争に苦しむ民衆を描くことこそ、むしろ近代的画家として、ゴヤのゴヤたる所以であろう。
ゴヤの生涯を見ていくと、その絵画の題材の変遷も興味深い。宗教画に始まり、肖像画そして民衆と、画家に求める時代の要請の変化が分かる。

0
2013年06月23日

Posted by ブクログ

いよいよゴヤの晩年に近づいていく。ゴヤの人生とともにスペインの激動の歴史も知れるという一鳥二石なこの本。ややこしくて分かりにくこの辺りの歴史を読み物としても面白く、知的かつ情緒的に描き出しているのに、なにゆえこんなに読み進めないのか不思議。私にとって高尚すぎるだけだけど。けど面白いのは事実。少しずつでもいいから読み進めて、最後の1巻を年内に読み終えるわよ。

0
2012年10月07日

「ノンフィクション」ランキング