【感想・ネタバレ】鍵屋甘味処改3 子猫の恋わずらいのレビュー

あらすじ

待望のゴールデンウイーク。こずえが泊りこみで鍵屋を手伝いに来たところ、疎遠なはずの淀川の弟・多喜次が現れ、なぜか彼も泊まることに。翌日、淀川宛に謎めいた依頼が入り、三人は急遽『鍵屋敷』へ向かう。そこには老婦人・皐により、実力派の若手鍵師が集められていた。そして、屋敷中の鍵を開けてコインを集め、その数を競うという奇妙なゲームが始まって…?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

淀川には相変わらず野良猫と呼ばれてるこずえだけど、GWもちゃんと鍵屋にお泊まりしてる彼女はむしろ通い妻ならぬ通い猫だと思うんだ...

淀川の誕生日を祝うため、一緒に鍵ミュージアムに行った二人 
そこから今回の主軸が展開されていくわけだけど...ここにきて突然のファンタジー! もうびっくりなんだけど! (谷さんの『思い出のとき〜』以上の驚き)
皐さんの正体も(霊感も)、幽霊の正体も(性格も)、この二人の関係もまさかだったし
縁が深いところしかいけないのにこずえの夢に出れるってことはもはや彼女は淀川にとって...ってやつなのかな?(でも縛りは場所だけで人は関係ないのかな?)とか思いつつ、二人が相手を前より気にしてきたからようやくもやもやし始めた! 嫉妬しだしたから次こそはその気持ちに気づいてほしい笑
まぁこずえは4月辺りかまってもらえなくて拗ねてる辺り、懐いてる止まりかな?とも思うけどね

一話目で出てきたミュージアム、私も少し気になる!
この作品読んでるとたくさんの鍵が出てくるけど、全然種類分かんないんだもん 軽く見て回るくらいなら面白そう
私はこんなだがら、自分も興味が出始めたとはいえ、ただ一つの鍵を四時間も見つめてる淀川に付き合えるこずえはすごいと思ったわ
警戒はしてるけど、安全な場所が一番と淀川の元に駆けてくくらいだし、もう懐ききってるけど、それ以上なんじゃん?と思ってしまう 

二話目で淀川の弟登場 年の離れた弟が居るからあんなに面倒見がいいのね、と納得 (年の差が私と妹と一緒で淀川に一気に親近感わいた笑)
二〜三話目を通してそしてタキの突っ込みにもっと声を大にして言うべきwと何度か思う
てかこずえの身長改めて知ったけど、でかいな! どうしてもこずえの猫感が彼女を小さく見せる...タキくらいなイメージになってしまう

三話目はこずえが淀川のとこに逃げ込むところがすごく可愛くもおかしかった
あとタキの突っ込みね 確かに抱きしめてないけど同室で寝てても二人とも気にしてないのがすごいよね 二人とも相手に気を許しすぎだなーって改めて思ったわ


銀子さんも今回で安心できただろうし、ファンタジー要素は今回で終わりかな、と思うから次も出たら買おうかな
ただ次もファンタジー路線で来たら買わないかなー


そして今回も出てきた"ふにっと顔を歪める"って表現...やっぱ違うと思うんだよねー
あと"なぜゆえ"って言葉 "何故"って書いて"なにゆえ/なぜ"って読むよね? 作者さん間違えて覚えてるのかこずえが間違えて覚えているのか...少し気になった

0
2017年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほんわか雰囲気は相変わらずながらも、今回は多喜次がちょっとうっとおしいと感じてしまいました、その態度ゆえ…。ああいうイラつきキャラはちょっと苦手なもので。
また本作ではこずえが夢のなかで若かりし頃の銀子となって淀川の祖父との馴れ初めを追体験するシーンがあります。ちょっとしたファンタジーといえそうなシーンですが、前作までこういった構成はお目にかからなったこともあり、ちょっと唐突な印象。くわえて過去の現実世界が夢に出てくるというのも無理やりな感があるかな、と。
本作は全編通しで鍵屋敷における3日間を描く長編構成ですが、色々な要素があるわりには、それぞれのつながりに欠けています。バラエティ豊かととるか、まとまりがないととるか…。幽霊屋敷、銀子の亡霊、コイン泥棒、鍵泥棒、そして多喜次。
前作までよりちょっと評価を下げ星は3つとしました。

0
2020年03月28日

「小説」ランキング