【感想・ネタバレ】信長の血脈のレビュー

あらすじ

『信長の棺』著者、渾身の文庫オリジナル

信長の守役・平手政秀自害の真の原因は? 秀頼は淀殿の不倫で生まれた子か? 島原の乱の黒幕は? スリリングな歴史ミステリー。

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織田信長の傅役平手政秀の諌死の真相、伊吹山に異人が欧州の薬草を植えるというのを阻止する話、
「信長の棺」「秀吉の枷」「明智左馬助の恋」の三部作上における豊臣秀頼の「本当の」父親名古屋山三郎を巡り片桐且元が苦悩する話、
明智左馬助の息子三宅藤兵衛からみた天草四郎の乱、の4つの短編集。
作者の加藤廣さんが三部作を書いている最中に盛り込めなかったエピソードだそうだ。
やっと生きている信長が出てきたなとか思ったり、キリシタンの話が意外と多いなと感じたり。

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2024年02月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2016年16冊目です。

取り上げられている武将は、確かに大物戦国武将の物語の数行に登場する人達です。私が知っていたのは、信長の傅役の平手政秀と豊臣家に仕えた片桐且元だけでした。三宅藤兵衛に関しては知識がありませんでした。
それぞれの人の視点で物語を紡ぎ出したanother-stroryという感じです。相当な史実調査の上に描かれていると思いますが、想像力の高さに敬服します。

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2016年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者が「置き去りがたく、捨て去りがたく思いながら、書き残した人物」たちの短編集。
作者の思い入れが強すぎてか解説が多くて物語の盛り上がりに欠ける気もするけれど、視点が楽しくて最後までワクワクした。
信長を幼少時代から見守る平手政秀。
南蛮人に占拠された伊吹山の薬草園の謎。
秀頼に関わる只ならぬ噂の真相とは?
幕府とキリシタンの板挟みに苦渋の決断をする天草富岡城城代。
ドラマや小説ではヒーローとしては登場しない、権力に翻弄される人々から語られる、信長、茶々。
権力を手にした人間の醜さに弱々しくも立ち向かいながら、進む道を模索する。
それぞれが信念を貫いている様子が心地よいのかも。

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2016年02月19日

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