あらすじ
通信障害の増加、いちじるしく明るいオーロラの発生……。彗星となったアテナの息吹は確実に地球に届きつつあった。大変動の日を迎えたとき、地球の未来になんらかの希望をつなげる人びとがいるとすればクロニアにたどり着ける人びとであり、クロニアにたどり着く唯一の手段とは軌道上にあるシャトルに乗り込むことだ。その要員として指名を受けたのは、有能な原子力エンジニアで、クロニア人の信頼を充分に得ているキーンだった。しだいにパニックの度合いを増していく地球上で、多くの失われた命、文化を嘆きながら、キーンはある決断を下す。宇宙の謎に迫るパニック+ハードSFシリーズ開幕!
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Posted by ブクログ
下地としているものはトンデモ理論。
だけれどもそれが真となった場合は
そりゃあそりゃあパニックになりますよ。
それが決定的になったときはすでに遅し。
で、肝心の悪役はどこまでも悪役だぜベイベー
嘘の事実を提示してまで
クロニアの世界に行こうとしましたからね。
(一番キッツい最期を迎えます)
キーンたちも、この逃走劇の中で
仲間を失うこととなります。
あまりにも強烈な現象に
人なんかなすすべもないんだから。
うん、あのシリーズと思って読むと
つらいだろうねぇ。
読みやすいSFじゃあないわ。
(私はもっともそれは好物)