あらすじ
黒塚部隊によって、《蜂》と《蜻蛉》、そして竜胆の体が奪われた。九曜たちは仲間を奪還するため、《鬼虫》四番式・蜈蚣を目覚めさせようとする。しかし理論上は正しいはずの蘇生実験は、失敗を繰り返していた。 そんなある日、叶葉は帝都の町中で行き倒れている少女を助ける。クルスと名乗る少女は、「南が明るくなったら逃げろ」と叶葉に告げるが――? 果たして九曜は自らの半身《蜂》を取り戻すことができるのか。そしてクルスの正体とは!?
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映像が頭に浮かぶ!
今回は、蜈蚣が復帰します。蜈蚣の戦闘はド派手でスカッとします。現実で蜈蚣に出会うと「ギャァア~」なのですが、この小説を読んでいると蜈蚣がめちゃくちゃカッコよく見えちゃいます。復帰まで焦らされますが、その分最後の戦闘では大満足でした。対する敵側の蛍もめちゃくちゃカッコいいです。心理描写も迫力があり、凄く盛り上がりました。九曜が蜂と再会できるのも、この巻の大きなポイントです。
九岡先生の小説は、戦闘シーンが本当に上手いです!激しい戦闘でも、何が起こっているか分かりやすく、カッコいい!すぐに頭の中で映像化されて、ノリノリになれます。一瞬の間に登場人物達がめまぐるしく頭を働かせている様子なども上手く書かれていて、スピード感抜群!お気に入りのアニソンなど流しながら読むと凄く楽しいです。